《多情剣客無情剣》下巻★★★★★
古龍、いいなあ。
武侠小説を名乗りながら、これはその過半が《愛》のものがたり。
帯に「中国・最強・武侠小説」とあるが、この一冊については納得。
金庸のしなやかさとはまた異なったストーリーテーラーぶりが光る。

巻末の馳星周の解説の陳腐さが余分だったが、馳星周は坂東某の筆名で本の雑誌につまらぬミステリー評を書いていた頃から筋が悪かったことだし…

微熱、クシャミ、鼻水、だるさがひかず。
昨日から丸二日、蟄居中。
渡辺も風邪気味なので昨夜からオフィスは閉業。

窓から入る日ざしだけは、
すっかり春だ。