《裏と表》★
梁石日著/幻冬社刊
吉野仁が週刊現代で2ページに渡って絶賛しているが、クズのような一冊だった。
評論家たちが見せる裏世界へのおもねりというか憧憬というか、不良の世界に弱い。
新堂冬樹の《ろくでなし》を持ち上げた評論家の数にも驚かされたが、あきれるな。
名作と謳われた《血と骨》のうすら寒さから梁石日はさらに後退し続けるばかりだ。
睡魔と格闘しながらの飛ばし読みなので、なんとか最後までたどりつけたが。

これから大阪。ネギ焼きを食いに。