溶けはじめた《八年前の時間》
六本木で菊池君の結婚パーティーに出席。
この十年あまりの間に付き合ってきたエディターたちの顔を眺めながら、久しぶりに気分のいい夜を過ごした。三菱電機の第一作の文字遊び《感見動遊伝》のファーストバージョンを担当してくれたのが菊池君だったことを思い出しながら、小深田君の挨拶を聞いていた。

その後で、湾岸から横浜に向かい、川崎に戻って海ほたるほ目指した。海ホタル、考えてみればはじめての体験である。十二時を過ぎて海の上に昇りだした月を観ながらしばし。

昼、3時間ほど眠るが、
一昨日の徹夜編集の名残か、熟睡できずに起きる。
きれいに晴れた真っ青な空だった。

読売広告の御法川部長から電話があり、月曜に打ち合わせに行くことに。電話が終ってから1年前に制作会社に移ったことを思い出した。
このあいだスバルの友田さんと電話で話したことといい、八年間、凍結していた時間がいきなり動き出した気配あり。

99年までの作品集3巻を渡辺にコピーしてもらう。
年内に4巻目をつくる前に、渡しておきたかったので。

夜になって北風。
あきれるほど、寒い。