温度差の総チェック完了。
熟睡。昼過ぎまで。
昨夜は、へろへろのまま、夜中にこの二年間の仕事を総ざらいした。ちょうど99年秋の「ゴーギャン-楽園の懸け橋」から「唐招提寺ー鑑真と東山魁夷芸術」「彼方へ…CG2000」「tokyo LIVE」「クレッセ」「ベルサ」と主なものを見た。「水の惑星ジ・アース」の二年間でこなしていた仕事は思っていたよりも多岐にわたり、記憶していたよりもいい出来だった。
それからさらにこの十年あまりの作品集三巻も見た。けっきょく三時間あまりかけてさらにへろへろとな、しかしこのところ生じていた温度差への疑問は解消できた。
もとより温度差はあったのだ。広告業界かのときは特にそれが大きいことをあらためて確認。考えてみれば当然のこと。
しょせんはどれだけ取り繕ってみたところで、お出入りのちんどん屋だもの。卑下でも自嘲でもなく、な。
にしちゃあ、そこそこのところで勝負できてたな、それが正直な感想。
ただ、もう限界であることも見極められた。同時に突破口を用意しておくことで、バランスを保てることもわかった。
この二年で言えば福島のエキスポがその突破口になっていた。さらに広告ではないもの「鑑真」「ゴーギャン」「CGの歴史」「東京居住革命」のようにどこかにパブリックな要素のあるものは、広告の不毛を薄める役割を果たしてくれていることも。
とすれば今後のバックボーンはただ一つ「デジタルジャパネスク」。これがある。
とにかくこいつを一本でもスタートさせてしまえれば、向こう十年、ラクなもの。のはず。

熟睡の効果、か。


例の沙羅源氏の件。
懸念どおりの気配あり。
読みが外れていることを願っていたが、
なんとも言葉もない。