2001 07/16 02:21
Category : 日記
薬師寺の「幕末純情伝」VHS/レンタル版で見る。
ずいぶん久しぶりに見た。数日前にもう一度見たくなり渡辺君に探してもらった。だいぶ劣化していて見にくかったが、ラストの寺田屋エピソードの熱演には、変わらず泣かされた。渡辺謙、牧瀬里穂ともに役者人生の華であったことがよくわかる。
こういう脚本でこういう芝居をしたらあとは燃えかすだな、とあらためて。
牧瀬の舞台も良かったが、ここどまりになったこともやむを得まい。
冗長におちる中盤はさておき、つかこうへいの異才ぶりがすみずみまで発揮された戯曲を薬師寺はかなりハイレベルで映画言語に置き換えている。
しかし、こういう映画は評価されず、時代の底に沈んでいくのだね。
残念でもあり、この国らしいぞ、とも思う。
つかの解釈に真崎守が「男たちのバラード」で見せた解釈を組み合わせたら、どの作家よりも、どの歴史家よりも美しく気高い維新物語となるだろうな。
いつか見てみたいと思う。
ずいぶん久しぶりに見た。数日前にもう一度見たくなり渡辺君に探してもらった。だいぶ劣化していて見にくかったが、ラストの寺田屋エピソードの熱演には、変わらず泣かされた。渡辺謙、牧瀬里穂ともに役者人生の華であったことがよくわかる。
こういう脚本でこういう芝居をしたらあとは燃えかすだな、とあらためて。
牧瀬の舞台も良かったが、ここどまりになったこともやむを得まい。
冗長におちる中盤はさておき、つかこうへいの異才ぶりがすみずみまで発揮された戯曲を薬師寺はかなりハイレベルで映画言語に置き換えている。
しかし、こういう映画は評価されず、時代の底に沈んでいくのだね。
残念でもあり、この国らしいぞ、とも思う。
つかの解釈に真崎守が「男たちのバラード」で見せた解釈を組み合わせたら、どの作家よりも、どの歴史家よりも美しく気高い維新物語となるだろうな。
いつか見てみたいと思う。