けんかえれじい
志賀さんがビデオ屋で見つけた鈴木清順の「けんかえれじい」を観た。
記憶の中で「みちこ」の役は和泉雅子だったが、淺野順子だった。会津で終始するのではなく、岡山を放校となった主人公が転校した先が会津だった。

映画の中で会津は旧弊さをデフォルメして描かれており、このあいだ高見沢さんが顔を曇らせた理由がわかり、おかしかった。

映画も原作も読んでいながら、このあいだ山口ロケの時に志賀さんが鈴木清順の話をし、相馬さんが会津若松が舞台だったと言わなければすっかり忘れていた。

一年余り、会津若松に通ったが、清順のこの映画の話がどこでも一度もでなかったわけがわかったような気もする。

それはさておき、
この時代の高橋英樹のみずみずしさは特筆モノだ。北一輝に魅かれて上京するくだりが、映画では唐突な感じだが、原作ではもう少し丁寧だったように記憶している。

映画化されなかった「続けんかえれじい」のシナリオをダウンロードしたので、そのうち読んでみよう。

インターネットでDVD版を注文しておいた。