ネクタイ求めて東奔西走。
昨日、イッセイ・ミヤケに走り、あわててネクタイとワイシャツを買ったのだ。表敬訪問にはできたらネクタイ着用でということだったから。
で、ロケハンの準備も整え、渡辺君とのんびりと東京を発った。那須高原辺りできれいな夕焼けを眺め、路肩の残雪に二月の雪の撮影への期待などを高めつつ一路福島市へと向かったのだ。
市内に着いたのが午後6時半。
ホテルにチェックインし、フロントで電通の西田さんからの明日のプレス用のメモを受け取り、荷物を部屋に置いた瞬間に、ふとネクタイとワイシャツの入った紙袋の行方が気になった。荷物をひっくり返したがどこにもなく、自宅に忘れてきたことが判明。
あわててフロントで手に入る場所を尋ね、駅前のデパートに駆け込む。
気のない店員にはっぱをかけながらあれこれ品定めし、やっと二本選んだ。7時半。閉店寸前だった。
ホテルに戻り、シャワーを浴びてからホテル内のレストランで渡辺君と夕食。窓から外を見ると、中心街なのに人の姿がない。

あやうく県知事の前に黒いスーツとTシャツで出るところだった。いやあせった。

人前に冠婚葬祭以外でネクタイ姿で出るというのは十年以上なかったから…