『アンドリュー』は★★★★★
『アンドリュー』をレンタルビデオで観る。
目覚めてしまったロボット『アンドリュー』の200年の『人』生を通して、
真っ正面から突きつけてくるのは《人間とは何か?》。
手塚治虫の『鉄腕アトム』で止まってしまったこの国の科学的世界観と、
彼の国の野放図なまでの《個》であることのこだわり。
差異を語っても虚しさがつのるばかりだ。
『オズの魔法使いの』ブリキ男から、
遥か『アンドリュー』までアメリカは来たのである。
想像力だけが、人を変え、そして救う。
晩秋の宵にふさわしい映画だった。