馳星周の新作「雪月夜」は★
「雪月夜」馳星周箸/双葉社刊
「炸裂する暗黒小説問題作」と帯にコピー。ま、コピーだからいいけども…
しかし馳も最初の三作で終わった気がする。新宿の二部作と台湾舞台の一冊。
ほかはどれも縮小再生産である。
とりわけこの「雪月夜」。舞台は根室。
北海道弁だかなんだかもたもたした方言が鼻についてならない。なんだか「北の国から」の主人公達がいきなり不良になってしまった話しを読まされているようで腰が引けた。
哀れな出来だった。★