疲れたときに…
…私がどこかに出かけた際の列車内では…

混雑した状態で、無理から座ろうとは思わないが、どうしても早く座りたいとき、この手段をとる。

例えば、我が県都方面からの帰り、座っている乗客の人相、容姿、雰囲気、態度から、早く降りる乗客を読み取るのである。

乗り降りする客相を到着順に表してみると…
A市駅…ホワイトカラーの通勤客が多く、ブルーカラーの乗客は利用しない。
B市駅…品のある乗客が多い。また、家族との関係を大切にする地域であり、躾が比較的行き届き、マナーがよい。
C市駅…旧地域中心地だが、虚栄心が高く、派手好きであり、また、自己中心的なところや、わがままに育った感じの人が多い。
D市駅…漁師まちであり、のんびりした表情の人が多い。
E市駅…地域中心地であり、公務員的な雰囲気の人が多い。また、表情が読み取り難く、ポーカーフェイスである。一般乗客は、ラフで地味なスタイルな人(だらしない恰好ではなく)が多い。
F市駅…工業地帯に隣接する下町であり、だらしないところがあって、社会性に乏しい。他人に迷惑をかける行動をよくとる。また、他人を軽視している。
G市駅…F市に似ているが、山間都市であるため、閉鎖性があり、人見知りをする傾向にある。


また、反対側の隣県に向かった場合、やはり県都からこちらへ向かってくると…

H市駅…商社マンが多く、“お客様対応”のような意識がある。
I市駅…都市に隣接した漁師町であり、他人慣れしている。
J市駅…大都市地域の末端であり、宿場町であったため、独特のプライドを持っている。
K市駅…トンネルを越え隣地域の小中心地となり、素行も少々乱れて身なりも乱れてくる。
L市駅…サンプルが少なく、不明。
M市駅…歴史のあるまちで、上品であり、スタイリッシュな人が多い。
N市駅…地域中心地だが、工業都市であり、ユーザー意識が強い。また、外国人も多い。
O市駅…大規模工業都市の隣接地域であり、素行、服装、態度が乱れてがちである。


…私はこの点から判断し、ほとんどの確率で早期に座ることができる。また、この人は、この駅で降りるだろうというのを当てる訓練もしている。
しかし、条件があって、各地域の風土、特徴、雰囲気をあらかじめ理解している必要がある。また、初めて見る人であることも条件の一つである。
慣れてくると、その人の背後に「みかん畑」であるとか、「田んぼ」など、見えてくるように感じてくる。つまり、その人たちは、そのまち出身であるオーラを放ちながら、大都市に集結しているわけだ。

これは、あくまでも私の感じ方ではあるが…。