2014年12月の記事
2014 12/31 06:21
Category : 日記
今日は大晦日ですね。
大晦日というと思い出す落語があります。
「除夜の雪」と言う落語ですが、関西だけでなく日本の落語界の名人でもある桂米朝師匠の話をテープとDVDで持っています。
しっとりとした哀しい話で落語というよりも怪談に近い話なんですよ。
雪が降り続く大晦日の夜。
あるお寺では住職は部屋で寝酒を楽しみながら金勘定をしている。
若い三人のお坊さんが、除夜の鐘を撞かないといけないので、それまでお茶を飲みながらいろいろと話をしている。
そこへ、大店の伏見屋の若女将が訪ねて来て、借りていた提灯を返しに来たと言う。
そんなのいつでも良かったのにと言うと、若女将はどうしても年内に返したくて気になっていた、店の者に頼んだが忘れてしまったようなので返しに来たと言った。
若女将が帰った後で、三人のお坊さんの中の一番の兄弟子が若女将の身上について聞かせる。
伏見屋は大店で若旦那が若女将を見初めてどうしても結婚したいと望んだ。
しかし、若女将の家は貧乏で家格が違うからと姑を中心に反対されるが、若旦那がどうしてもと押し切って結婚する事になった。
こうして結婚したものの姑の嫁いじめは厳しくて、家柄が違うとか育ちが悪いとか、箸の上げ下げにまで難癖をつけるのだった。
それでも、まだ舅の大旦那がいる間はましだったが、大旦那が亡くなってからは姑の嫁いじめはますます激しくなる。
やがて若女将が懐妊し若夫婦の間に赤ちゃんが産まれて、これで嫁いじめもましになるかと周囲も思ったが、姑の嫁いじめは収まる事も無く「いつでも出て行け」とまで言われるほどだった。
そう話をしていると、お寺の鐘がゴーンと鳴った。
だれも撞いていないのに鐘がなったと若いお坊さんが騒ぐと、兄弟子がお寺にいるとそう言う事はよくある、檀家の人がだれか亡くなったのだろう正月明けには葬式になるだろうと言い、嘘だと思うなら鐘楼を見てみろ、雪の中に足跡が無いはずだと言う。
若いお坊さんが見てみると確かに鐘楼に足跡がない、そう思っていて気がつくと先ほど訪れた若女将の足跡もどこにも無いと騒ぎになった。
さては若女将が・・・と思っていると伏見屋のお店の者がやってきて、若女将が先ほど亡くなったと知らせに来た。
兄弟子が、先ほど若女将が来て提灯を返しに来たと告げると、店の者は若女将に提灯を返すように頼まれていて忘れていた、きっと気になっていたのだろうと語った。
若女将はいつもいつも姑にいじめられて店の者でも姑を殴ってやりたくなるほど可哀想だった。
ただ、このお寺へ行く事だけは止められなかったので、このお寺へ行くときだけが息抜きになって楽しみだったようだと語った。
それが、今夜になって若女将はとうとう堪えられなくなったのか首を吊って自害してしまった。
医者を呼んでも診させても亡くなっているので、もしも自害となると悪い噂が出たり取り調べになるので、何とか病死にするように医者に頼み込むのだった。
姑は亡くなった若女将の遺体に向かっても「よくもこんな真似をして店に傷をつけたな、でも、これでお前がいなくなったので新しい嫁を迎えられる」と毒づくのだった。
その時に、若女将の遺体を寝かせた布団の中がゴソゴソと動いたので姑は驚いて倒れたしまう。
周りの者が何だろうと若女将の布団を除けてみると、赤ちゃんが母を恋しがって布団の中へ入っていたのだった、それを見て回りの者はもらい泣きしてしまった。
店の者は、姑の嫁いじめは噂になるほど知られているし、若女将の事も医者に口止めしても多くの者が見ているので噂が広がるだろう、あの姑がいる限り、だれも嫁には来ないだろうと言った。
そして、もしも自分に娘がいても金持ちの家には嫁には行かせないと言うのだった。
釣鐘と提灯、吊り合わぬは不縁の基だと言うのだった。
しんみりとした良い話で、桂米朝さんの話芸が情感をかもしだすので、機会があれば聞いてみられたらとお勧めの落語です。
大晦日というと思い出す落語があります。
「除夜の雪」と言う落語ですが、関西だけでなく日本の落語界の名人でもある桂米朝師匠の話をテープとDVDで持っています。
しっとりとした哀しい話で落語というよりも怪談に近い話なんですよ。
雪が降り続く大晦日の夜。
あるお寺では住職は部屋で寝酒を楽しみながら金勘定をしている。
若い三人のお坊さんが、除夜の鐘を撞かないといけないので、それまでお茶を飲みながらいろいろと話をしている。
そこへ、大店の伏見屋の若女将が訪ねて来て、借りていた提灯を返しに来たと言う。
そんなのいつでも良かったのにと言うと、若女将はどうしても年内に返したくて気になっていた、店の者に頼んだが忘れてしまったようなので返しに来たと言った。
若女将が帰った後で、三人のお坊さんの中の一番の兄弟子が若女将の身上について聞かせる。
伏見屋は大店で若旦那が若女将を見初めてどうしても結婚したいと望んだ。
しかし、若女将の家は貧乏で家格が違うからと姑を中心に反対されるが、若旦那がどうしてもと押し切って結婚する事になった。
こうして結婚したものの姑の嫁いじめは厳しくて、家柄が違うとか育ちが悪いとか、箸の上げ下げにまで難癖をつけるのだった。
それでも、まだ舅の大旦那がいる間はましだったが、大旦那が亡くなってからは姑の嫁いじめはますます激しくなる。
やがて若女将が懐妊し若夫婦の間に赤ちゃんが産まれて、これで嫁いじめもましになるかと周囲も思ったが、姑の嫁いじめは収まる事も無く「いつでも出て行け」とまで言われるほどだった。
そう話をしていると、お寺の鐘がゴーンと鳴った。
だれも撞いていないのに鐘がなったと若いお坊さんが騒ぐと、兄弟子がお寺にいるとそう言う事はよくある、檀家の人がだれか亡くなったのだろう正月明けには葬式になるだろうと言い、嘘だと思うなら鐘楼を見てみろ、雪の中に足跡が無いはずだと言う。
若いお坊さんが見てみると確かに鐘楼に足跡がない、そう思っていて気がつくと先ほど訪れた若女将の足跡もどこにも無いと騒ぎになった。
さては若女将が・・・と思っていると伏見屋のお店の者がやってきて、若女将が先ほど亡くなったと知らせに来た。
兄弟子が、先ほど若女将が来て提灯を返しに来たと告げると、店の者は若女将に提灯を返すように頼まれていて忘れていた、きっと気になっていたのだろうと語った。
若女将はいつもいつも姑にいじめられて店の者でも姑を殴ってやりたくなるほど可哀想だった。
ただ、このお寺へ行く事だけは止められなかったので、このお寺へ行くときだけが息抜きになって楽しみだったようだと語った。
それが、今夜になって若女将はとうとう堪えられなくなったのか首を吊って自害してしまった。
医者を呼んでも診させても亡くなっているので、もしも自害となると悪い噂が出たり取り調べになるので、何とか病死にするように医者に頼み込むのだった。
姑は亡くなった若女将の遺体に向かっても「よくもこんな真似をして店に傷をつけたな、でも、これでお前がいなくなったので新しい嫁を迎えられる」と毒づくのだった。
その時に、若女将の遺体を寝かせた布団の中がゴソゴソと動いたので姑は驚いて倒れたしまう。
周りの者が何だろうと若女将の布団を除けてみると、赤ちゃんが母を恋しがって布団の中へ入っていたのだった、それを見て回りの者はもらい泣きしてしまった。
店の者は、姑の嫁いじめは噂になるほど知られているし、若女将の事も医者に口止めしても多くの者が見ているので噂が広がるだろう、あの姑がいる限り、だれも嫁には来ないだろうと言った。
そして、もしも自分に娘がいても金持ちの家には嫁には行かせないと言うのだった。
釣鐘と提灯、吊り合わぬは不縁の基だと言うのだった。
しんみりとした良い話で、桂米朝さんの話芸が情感をかもしだすので、機会があれば聞いてみられたらとお勧めの落語です。
2014 12/20 16:12
Category : 日記
今日は久しぶりに清水寺へ行って、三年坂から二年坂と円山公園へ向けて歩いていました。
二年坂にいつの間にか「はろうきてぃ茶寮」と言うのが出来てました。
私が通った時はまだ開店前で閉まってましたが気になりますね。
メニューにもキティのスィーツとか食事とかあるみたいですね。
今度、機会があれば入ってみたいとも思いますが、女性客が多そうですし恥ずかしいかもですね。
二年坂にいつの間にか「はろうきてぃ茶寮」と言うのが出来てました。
私が通った時はまだ開店前で閉まってましたが気になりますね。
メニューにもキティのスィーツとか食事とかあるみたいですね。
今度、機会があれば入ってみたいとも思いますが、女性客が多そうですし恥ずかしいかもですね。
2014 12/13 17:24
Category : 日記
今日は嵯峨野にある鹿王院へ行ってきました。
鹿王院は嵐電の駅にもありますが、紅葉の名所として知られていますが、普段は静かなお寺です。
門を入ってから長い参道が続いて紅葉の次期は綺麗なのでしょうが、生憎と紅葉は終わってて残念でした。
鹿王院は、足利三代将軍の足利義満が寿命を延ばす事を祈願して建立した禅寺だそうで客殿の正面には義満直筆の「鹿王院」の額が掲げてありましたs
お庭には少しだけ紅葉が残っていましたが、舎利殿が良い味を出しています。
舎利殿の中には仏牙舎利が多宝塔に納められて祀られているそうです。
人混みを避けて、静かなお寺でのんびりするのも良いですね。
鹿王院は嵐電の駅にもありますが、紅葉の名所として知られていますが、普段は静かなお寺です。
門を入ってから長い参道が続いて紅葉の次期は綺麗なのでしょうが、生憎と紅葉は終わってて残念でした。
鹿王院は、足利三代将軍の足利義満が寿命を延ばす事を祈願して建立した禅寺だそうで客殿の正面には義満直筆の「鹿王院」の額が掲げてありましたs
お庭には少しだけ紅葉が残っていましたが、舎利殿が良い味を出しています。
舎利殿の中には仏牙舎利が多宝塔に納められて祀られているそうです。
人混みを避けて、静かなお寺でのんびりするのも良いですね。
2014 12/10 04:13
Category : 日記
スーパーで大阪の千とせの肉吸いの出汁が出てました、味の素から発売されてるみたいです。
千とせの肉吸いと言えば吉本芸人の大人気の食べ物として有名で大人気ですね。
もともとは、吉本新喜劇の大看板の花紀京さんが千とせで肉うどんのうどん抜きを頼んだのが始まりで、そこから吉本芸人の大人気メニユーになったという伝説があります。
出汁はうどんの出汁となっていますが、これで肉吸いも作れます。
材料は牛バラ肉・豆腐・玉子・ネギだけです。
出汁を鍋に入れて火にかけ、沸騰したらバラ肉を入れて肉に火が通ったら、豆腐を入れて玉子を入れて玉子が半熟くらいでネギを入れて出来上がりです。
簡単ですね。
私は玉子を溶き玉子で入れました。
仕上げに七味唐辛子を入れても美味しいですよ。
簡単でけっこうボリュウームもあって美味しいです。
お汁が残ればご飯入れておじやも美味しいと思います。
千とせの肉吸いと言えば吉本芸人の大人気の食べ物として有名で大人気ですね。
もともとは、吉本新喜劇の大看板の花紀京さんが千とせで肉うどんのうどん抜きを頼んだのが始まりで、そこから吉本芸人の大人気メニユーになったという伝説があります。
出汁はうどんの出汁となっていますが、これで肉吸いも作れます。
材料は牛バラ肉・豆腐・玉子・ネギだけです。
出汁を鍋に入れて火にかけ、沸騰したらバラ肉を入れて肉に火が通ったら、豆腐を入れて玉子を入れて玉子が半熟くらいでネギを入れて出来上がりです。
簡単ですね。
私は玉子を溶き玉子で入れました。
仕上げに七味唐辛子を入れても美味しいですよ。
簡単でけっこうボリュウームもあって美味しいです。
お汁が残ればご飯入れておじやも美味しいと思います。
2014 12/07 05:50
Category : 日記
少し前に京都の六道珍皇寺で特別概観があり、私も行っていました。
六道珍皇寺と言えば小野篁に所縁のお寺です。
小野篁と言えば、野狂の人とも呼ばれた反骨精神のあった人で冥土へ通っては閻魔王の下で冥官として使えていたとか伝説の多い人物で私も大好きな人物です。
その小野篁が冥土へ通った井戸と言われるのが六道珍皇寺の本堂奥の庭にあるのですが、普段は本堂へは入れないので見ることが出来ません。
しかし、特別拝観のおりには本堂やお庭にも入れますので、お庭に下りて「冥土通いの井戸」を見ることが出来ます。
井戸を覗くと中には草が茂ってよく見えませんでした。
さらに、お庭の奥のほうには近年になって近くの敷地から発見されたと言う「黄泉帰りの井」と言うのがありました。
伝説では嵯峨野の生の六道の井戸から還ったとあったような・・・まぁいいか。
特別拝観でしか見れないのが残念ですが、年に何度かは特別拝観があるみたいですし、興味のある方はそういう時期に来られると良いですね。
六道珍皇寺と言えば小野篁に所縁のお寺です。
小野篁と言えば、野狂の人とも呼ばれた反骨精神のあった人で冥土へ通っては閻魔王の下で冥官として使えていたとか伝説の多い人物で私も大好きな人物です。
その小野篁が冥土へ通った井戸と言われるのが六道珍皇寺の本堂奥の庭にあるのですが、普段は本堂へは入れないので見ることが出来ません。
しかし、特別拝観のおりには本堂やお庭にも入れますので、お庭に下りて「冥土通いの井戸」を見ることが出来ます。
井戸を覗くと中には草が茂ってよく見えませんでした。
さらに、お庭の奥のほうには近年になって近くの敷地から発見されたと言う「黄泉帰りの井」と言うのがありました。
伝説では嵯峨野の生の六道の井戸から還ったとあったような・・・まぁいいか。
特別拝観でしか見れないのが残念ですが、年に何度かは特別拝観があるみたいですし、興味のある方はそういう時期に来られると良いですね。