勧修寺
今日はすごく良いお天気で日差しが暑いですね。

お天気に誘われて、久しぶりに京都の山科付近を散策してました。

それで訪れたのが小野にある「勧修寺」(かじゅうじ)でした。

勧修寺は、醍醐天皇が建てたお寺と言われ、皇室や藤原氏とも所縁の深いお寺です。

境内には、水戸黄門が贈ったと言われる灯篭もありますが、氷室池を中心とした勧修寺池庭園が有名です。

平安時代には、冬のこの氷室池の池の張り方で五穀豊凶を占ったと言われています。

私も冬には何度か訪れていて冬のイメージがあったのですが、今の時期はいろいろな花が咲いて美しいです。

境内には紫陽花があちこちで咲いていました。

池には花菖蒲が植えられて、池いっぱいの蓮と不思議な光景を作っています。

池の蓮が良い味を出してますね、池には色とりどりの鯉も泳いでいますし、鷺などの鳥も水を求めて飛来するみたいです。

また、庭園の奥のほうには「半夏生」(はんげしょう)がたくさん植えられており、葉を白く色づかせています。

半夏生は、葉の一部を除いて白くなることから半化粧とも呼ばれ、また葉の表面(片面)だけが白くなることから片白草とも呼ばれています。

葉を白くさせた半夏生がたくさん並んでいるのは神秘的でもありますね。

勧修寺は、人もあまり多くなくて、いろいろな花をのんびり散策しながら楽しめて良かったですよ。