懸想文
今年も2月になり明日は節分ですね。

法要も少し落ち着いたので、今日は小雨の中を京都の須賀神社・交通神社まで懸想文を求めに行きました。

かつて、江戸時代の京都では、烏帽子に水干姿で梅の木の枝に文をつけて、覆面をして懸想文を売り歩く懸想文売りが京の街を賑わしたそうです。

懸想文は、ほんらいは恋文の事ですが、この懸想文売りの懸想文を求め、人知れず鏡台や箪笥の引き出しに入れておくと、顔かたちが美しくなり、着物が増え、良縁があると言うので京の街では女性に人気で買い求められたと言います。

この風習は明治維新後は途絶えたのですが縁結びの御利益のある須賀神社で復刻して節分の日に懸想文売りの手から買い求める事ができるのです。

この懸想文は、実際に文が書かれており、毎年、昨年の干支から今年の干支への恋文になっております。

私は喪中のケガレの身なので神社の中には入らずに、外から懸想文売りの方にお願いして売っていただきました。

また、この付近は八つ橋の発祥地である聖護院にも近いので、八つ橋のお店も多く、節分限定の商品も売られており、私も鬼の生八つ橋を買って帰りました。

生の八つ橋も風味がよくてあっさりして美味しいですよ。