蓮の寺
今日は節電振り替えでお休みになったので、京都の花園にある法金剛院に蓮の花を見に行って来たよ。

家を出るときは曇り空だったけど、電車で京都に着くと雨上がりだったので少しびっくりしたよ。

さて、法金剛院は、あの待賢門院が極楽浄土として造園させた池泉廻遊式浄土庭園があり、巨石を並べた青女の滝が有名である。

その池には極楽浄土を現すように、たくさんの蓮が植えられて、「蓮の寺」とも呼ばれているのである。

法金剛院では、毎年7月に観蓮会として蓮の開花時間の早朝から開門しているので、今日も7時の開門に合わせて7時前に行ったよ。

でも、そんな早い時間でも蓮を見に他にも人が訪れてたよ。

庭園の池の方は大きな蓮がいっぱいで、不思議な世界のような神秘的な雰囲気である。

蓮の花の開花は、これからの感じだったが、それでも開花している蓮も多かったよ。

蓮の花は、仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされ、お釈迦様の台座は蓮華をかたどった蓮華座であり、また厨子の扉の内側に蓮華の彫刻を施したりしている。

また死後に極楽浄土に往生し、同じ蓮花の上に生まれ変わって身を託すという思想があり、「一蓮托生」という言葉の語源になっているのである。

大きな蓮の葉にまぎれて、真っ白な蓮の花が輝くようできれいだね。

余談だが、蓮の泥の中の根が蓮根(レンコン)になるのも、割と知らない人も多いみたいだね。

映画の男はつらいよの主題歌の歌詞で「泥に落ちても根のあるやつは、いつかは蓮(はちす)の花と咲く」と言うもがあるけれど、蓮の花は清楚で清清しくも神秘的な美しさだよ。

早朝からだったけど、ゆっくりと蓮の花を堪能して楽しめて良かったよ。