おせきもち
京都の鳥羽にある城南宮の門前の国道沿いに「おせきもち」と言うお店がある。

この鳥羽の地は京都の都へと続く南の水郷地で大いに賑わっていた。

江戸時代に、その地に「せき女」と言う女性が大道を行きかう人に茶店をもうけ、編笠の形をしたお餅を笠の裏に並べて売っていたそうで、これがたいそう評判であったと言う。

それで、「おせき餅」として名物として商われるようになったそうだ。

その流れを汲むお店が「おせきもち」のお店で、早朝から城南宮の参拝者や国道を行きかう人にお餅を販売しているのだ。

そのおせき餅であるが、これが小さな白いお餅の上に粒餡を乗っけた物で、あっさりとした甘さで美味しい。

白く柔らかいお餅と粒餡のハーモニーが何とも言えずに絶妙なんだよね。

お餅には余計なものは入ってないので賞味期限は当日限りで、日が過ぎるとお餅が固くなってしまうそうだ。

一個一個は小さいので全部食べてしまったよ。

城南宮には時々行くし、また次にも買って帰ろう。