2008年04月の記事


GWの前半
今年のうちのGWは4月26日~29日までの4連休と5月3日~6日までの4連休と間に3日間のお仕事を挟んでの4連休が二つとなる。

まず前半の4連休では京都の実家にも帰らないといけないので、始めに26日の土曜日は、早朝から京都の北部にある大原の里に行って来た。

京都の大原は学生の頃はバイクに乗ってよく走ったものである。

夏でも涼しいので大原を越えて途中(途中と言う地名)を経て、琵琶湖に出るのが好きなコースだったなぁ。

最後に来たのは20年以上も前で、組合の青年部の役員の慰安会で来たきりだと思う。

今回は、ほんとうは京都伝説巡りの取材がメインなので、京都バスの花尻橋で降りて取材しながら大原の里に歩いて行った。

この辺りは桜もまだ残っているし、付近には菜の花や山吹、シャガの花が咲いている。

取材が終わると、そのまま建礼門院の陵墓にお参りして、そのまま所縁の寂光院にも参拝した。

寂光院は2000年の5月に放火による火災で大きな被害が出て多くの文化財も消失して気になっていたのだが、かなり復興していて安心した。

寂光院を出ると、そのまま三千院に向かった。

大原は、GWに入っていることもあり、女性を中心とした多くの観光客で賑わっているね。

三千院は、やはり広いお庭が苔むしてきれいで周り応えがあり、今の時期は石楠花やツツジが美しく咲いている。

苔のお庭に置かれたわらべ地蔵や石塔が良い味だしてますな。

見たかった救世観音半跏像も宝物殿で見ることが出来て満足である。

帰りのお土産屋さんでは、大原と言えば柴漬けと言う事で志ば久で柴漬けを買って帰りのバスに乗った。

京都市内に戻ると四条で降りて新京極をブラブラしてから、実家に帰っていった。



続いて、27日の日曜日は早朝から松尾にある松尾大社に山吹を見に行くと、ついでに嵐山に回ってから東映太秦映画村に行ってきた。

この日の映画村では水戸黄門の格さん役の合田雅吏くんのトーク&抽選会があるようで早朝から整理券を貰うために多くの人が並んでいたが、私の目的は別なのでこれはスルーした。

映画村が好きでよく来る私であるが、何と言っても斬られ役で有名な福本清三さんの大ファンである。

映画村では春と秋の二回に私の大ファンである福本清三さんのショーを開催するので、私もGWの日曜日は福本さんを見るために映画村に行くのが恒例になっているのだ。

福本清三さんと言えば、最近はテレビとかで取り上げられる事も多いようだが、元は東映の大部屋俳優さんで日本一の斬られ役と言われた役者さんで、多くの時代劇やドラマに出演されており、東映を定年でお辞めになってからもトム・クルーズの「ラストサムライ」で護衛役の静かな侍を好演されたり、最近でも多くのドラマにも出演され、CMにも出演されるという話である。

いつもは撮影スタジオの公開があるのだが、この日は撮影があるためかスタジオの公開がなかったのが残念である。

映画村に入ると、まずは南京玉すだれを見に行った。

すると、この日の玉すだれは私の好きな東映のつるちゃんこと川鶴晃裕さんの出番であった、もう大喜びである。

もともと私が映画村好きになったのも川鶴さんの玉すだれを見てからファンになり、それから映画村によく来るようになったので私にとっては思い入れのある役者さんである。

テレビや映画でもいろいろと出演されて活躍されているが、映画村でも玉すだれや映画塾、寺子屋などいろいろと出てられるので機会があれば応援してあげて下さいませ。

南京玉すだれの川鶴さんを見るのは久しぶりだったので思わず「川鶴さ~ん」と声をかけてしまったよ。

玉すだれが終わると、いよいよ福本さんの時代劇ショーを見るために屋敷町に向かった。

まだまだ時間が早くて他の人もいないのだが、私のベストポイントがあるので、その場所をキープするために早めに来たのである。

そのまま場所を確保して待っているとぼちぼち人も増えてくる。

すると後ろから声をかけられたので振り返ると、そこには先ほど南京玉すだれをやってられて川鶴さんが立ってられ驚いた。

私を覚えていて下さって、私を見かけたので声をかけて下さったのである、私はもう大喜びである♪

少しの間だがいろいろとお話できて気持ちはルンルンであった、映画村にいろいろと通っていると馴染みの人とか好きな人とか出来てくるし、そう言う人がテレビや映画で見かけるとうれしくなるのも映画村の楽しみでもあるね。

さて、福本清三さんの時代劇ショーである。

今回は福本さん以外は木下通博さんや柴田善行さんらお馴染みの顔ぶれであるが、女優さんは渋谷めぐみさんと言う美人さんであった。

福本さんは斬られ役が見せ場なので、いつもは雇われた浪人者とかの悪役が多いのだが、今回も浪人であるが良い人の役だった。

もう福本さんは立ってるだけで絵になるね、立ち回りもカッコイイし、孤高の浪人役とか最高だと思う。

そして、最後は見せ場の斬られる場面、福本さん独特の後ろにエビ反りながら倒れるシーンは声をかけたくなるくらいにシビレます。

ショーが終わるとお約束の記念写真で、私もしっかり福本さんのお隣で写真撮ってもらいました。

それから中村座に行くとアクション時代劇の「忍術!猿飛佐助」の忍者ショーが始まるところだった。

これも、リー村山さんとか巴里絵(まりえ)さんとかお馴染みの顔ぶれであるが、この猿飛佐助ではリー村山さんが猿飛佐助役で、いつも良い役の巴里絵さんがサミダレと言う悪ボス役に回っていて以外であった、また田中千尋さんと言う美人さんがサギリと言う佐助の弟子の役で大活躍してたのがすごく良かったよ。

そこが終わると、いつも見に行く「映画塾・映画のヒミツ うそ・ほんとう」を見に行ったが、こちらもこれまでと少し内容が変えられていて面白かった。

その後は、お土産とか少し買って映画村を出ると電車とバスを乗り継いで京都駅に出て、買い物とか食事をするとちょうどこの日は伏見稲荷のいなり祭りの日でもあり、京都駅八条口近くのお旅所では縁日が出ていたので、ここでもここでも串カツやフランクフルトとか買って食べて、東寺に寄って実家に戻った。

それで、今朝になって実家をようやく離れて自宅に戻ってきたのである。

明日はのんびり過ごしたい。
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嫌になっちゃった
今日は会社で健康診断の日だった。

今年の健康診断はメタボ検診こと特定検診も始まっているので、40歳以上の人でウエストが男性で85センチ、女性で90センチ以上だと、他の要因もあるもののメタボと判断されて自費で病院に行かされるとかいろいろと不利益を蒙ることになる。

改善されないと会社にペナルティが科せられるので、会社としてはそういうデメリットを負うよりも太った人間をリストラしたり、不採用にすることもあると思われる。

私もウエストが90以上あったので、二ヶ月前からダイエットを頑張って、貧血になりながらも、体重を10キロ以上、ウエストを83センチまで落とす事ができた。

それで、今日の健康診断に挑んだのだが、ウエストを図る時に係りの人が何とか増やそうとしてるかのように、始めにクリアしてたのに何だかんだと文句をつけられて3度も計られて結局は絞めずにユルユルで図られて87センチと書かれてしまった。

気にしてダイエットしてたから、絶対に85センチを切ってたはずなのに・・・・どうしてもメタボの人間を増やしたいんかい!

そんなのその人の測り方と言うか、係りの人のサジ加減一つで決まってしまうやん。

これで二ヶ月頑張ってきたダイエットもすべて無効にされたようなもので、メタボと判定されて今後は面倒な事になると思う。

もう悔しくて腹たって、もう嫌になりました。

今後はもう二度とダイエットなんかやるもんか、それでどうなっても、もうええねん。
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なんばグランド花月
今日は久しぶりに大阪難波にある「NGK」こと「なんばグランド花月」に見に行ってきた。

少し前はよく見に行っていたのだけど、ここ2年ほどはあまり行かなくなってたね、でもネットの会員に登録してあるのでいつでもチケットは取れるのだ。

今回は買うのが遅かったので後ろの方の席だったが、それはまぁ仕方ない。

NGKと言うと吉本新喜劇と漫才が上演されるのだが、今回は吉本新喜劇のメンツが良かったので、そちらを目的にしていた。

今日は土曜日と言う事もあってNGKでは4回も公演があるようだ、私が選んだのはチケットが取りやすい朝の部で、朝の9時45分から始まって昼過ぎに終わる予定。

劇場に入ると、団体さんや子供を連れた家族連れ、それに修学旅行らしい学生さんの団体も見に来ていたよ。

さて、始めは吉本新喜劇になっていた、普通なら漫才が終わってから新喜劇がトリになるのだが、朝の回だったからか、漫才のスケジュールの都合か、朝一が新喜劇になっていて少し驚いた。

新喜劇は、

内場勝則・石田靖・安尾信乃助・末成由美・チヤーリー浜・島田一の介・中田はじめ・高橋靖子・宇都宮まき・五十嵐サキ・すっちー・ランディーズ、他の出演陣。

私は内場くんも石田君も好きだし、高橋靖子さんの隠れファン、このメンバーだから見に来たと言ってもいいくらいだ。

いま、売り出し中の宇都宮まきちゃんの出番が少なかったのが残念だったが、新喜劇は安定した面白さで、特に中田はじめのセリフの判りにくさを皆で突っ込んでいるハプニングは出演者もマジで笑ってて面白かったなぁ。

そうそう、先に書いた高橋靖子さんは確か以前はミス・映画村だったこともある美人で、私が密かに惚れてるくらいの方である。

休憩は挟んで、次は漫才である。

出演順に書くと

天津

つばさ・きよし

笑福亭鶴笑

シンクタンク

ティーアップ

桂小枝

西川のりお・よしお

オール阪神・巨人

と言う顔ぶれで、どちらかと言うとベテランが核になってる感じ。

始めの天津は短い休憩明けの人がトイレに出たり帰ったりのやりにくい雰囲気だったと思うが、それでも頑張って笑いを取っていたと思う。

また、つばさきよしもネタも面白いし、たくさん受けてたと思うよ。

ただ、笑福亭鶴笑さんは普通に落語家トークにすれば良いのに、怪獣ネタの人形劇みたいなのをやったので観客は引いてしまって、私もすっかり冷めてしまったのが残念。

ティーアップもすっかりベテランの域であるが、今年の上方漫才大賞を受賞して、いま油が乗ってる感じだね。

のりお・よしおも阪神・巨人ももうベテランなので安定した面白さだった。

全体的に面白かったけど、4回も公演があるから時間が押してるからか、何となく皆が早口だった気がしたのが少しおしいかな。

次は、ブラマヨかメッセンジャーを見に行きたいな。
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桜が満開になってきたね。

今年も京都の八幡の淀川沿いにある「背割堤」の桜並木を見に行ってきたよ。

ここは、淀川の河川沿いに桜並木が延々と続いている桜の名所。

私も毎年、桜の写真を撮りに行くのだが、ここも最近はすっかり有名になって今日もまだ暗いうちの早朝にも係わらず写真を撮りに来た人でいっぱいだ。

写真に人を入れたくない私は人が写らないように待ちになるので、けっこう時間もかかるし、神経も使うんだよね。

でも、今年も満開の桜並木は桜のトンネルのようできれいだったよ。

もう一つ、こちらも私のお気に入りで毎年見に行っている千本釈迦堂の「阿亀桜」(おかめさくら)を見に行ってきたよ。

「千本釈迦堂」は、正式には「大報恩寺」と言って、鎌倉初期に建てられたお寺で、応仁の乱で畠山義就が兵を率いて陣を構えたにも関わらず、奇跡的に応仁の乱の戦火から逃れる事が出来て、本堂は京都の洛中でも現存する最古の建物だと言われている。

700年もの時の流れに生き残ったりっぱな本堂である。

さて、このお寺と本堂には「おかめさん」の哀しい伝説が伝えられている。

むかし、この本堂を建てる時に「長井飛騨守高次」と言う大工の棟梁が腕前を見込まれて工事を任された。

しかし、高次は柱の一本を間違って短く切ってしまい悩んでしまう。

高次の妻の「阿亀」(おかめ)さんが「このさい、残りの柱も短くして、代わりに枡型を組んでみたら」とアドバイスして、高次は妻の言うようにしてみるとバランスが取れてうまく解決できた。

しかし、阿亀さんは、夫の失敗を妻の助言で救われたとあっては夫の恥になると思い、上棟式を待たずに自らの命を絶って秘密を守ったと言う。

高次は棟梁としての面目は保ったが、大切な妻を失ってしまう。

亡き妻の冥福を祈って、高次は「おかめ塚」を建てたと言われ、今でも「おかめさん」の像とともに多くの人に親しまれている。

私の個人的には、なぜ妻のおかめさんが死ななければいけないのか納得できないし疑問にも思う、妻が自刃してその得を称えるよりも、夫をフォローして夫婦が協力したという方がよほど素晴らしいと思うのだが、昔と今とでは倫理観も違うのだろうが、妻が夫の犠牲になるのを美学にするのはどうも後味が悪い気がする。

私が夫なら自分の名声とかより妻の方がよほど大事だと思うし、なぜ死んだと怒りと哀しみに包まれると思う。

おかめさんは、また「お多福さん」としても知られていて、京都では「おたやん」と呼び親しまれていて、穏やかでふくよかな笑顔は見ているものを癒すような優しさを感じてしまう。

また、高次がお堂の棟にに阿亀さんの面を取り付けて偲んだと言われる事から、京都の町屋とかでは家を建てる時に屋根裏に阿亀さんの「おたやん」の面の付いた幣串を置くと「おたやん」が家を守ってくれるとされる縁起物でもある。

そういう関係でお寺のお堂にはいろいろなお多福やおかめさんが展示されてもいるし、お寺の受付でもお面や人形が売られている。

そして境内には、「阿亀桜」と言うりっぱな桜の木があり、毎年美しい花を咲かせておかめ塚にまさしく花を添えている。

見事な枝垂桜の大木で、一つ一つの花は小さいが、それがいっぱいに咲いて、上から下に枝が下がってる様子は、まるで桜が降るような感じで、私の大好きな桜である。

「わたしゃ お多福 御室の桜 ハナが低くても 人が好く」と御室桜を歌った戯れ歌があるが、この歌のように阿亀桜も多くの人の目を楽しませて好かれている桜である。

なお節分には、おかめ節分と呼ばれる鬼追いの儀式が行われ、暴れる鬼をおかめさんが笑顔で追い返すと言う独特の物で人気である。

哀しい伝説が信じられないように、おかめさんの像は今日も穏やかな笑顔で来る人を迎えている。
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