みどりの風
 春の朝風は清々しく冷んやりと吹く。
窓を開ければ寒い!思わず言葉が出てしまう。

暖かさに慣れた身体には朝の散歩は
ちょっと冷たくて川の水音さえ、
ざぶざぶと冷たい音に聞こえる。

日中は太陽が照り付け眩しく
うららかな五月晴れとなる。

「こんにちは!」近所の奥様が笑顔で挨拶、
私も大きな声で喜んで挨拶を返す。

今日は我が家と裏のお宅の隙間に
子雀が暫く鳴いて動かない。

主人が網ですくい廊下に置けば
歩くだけで飛べない赤ちゃんのようだ。

パンを細かく刻んであげれば
口を大きく開き食べてくれた。

とっても可愛いけれど休まずに鳴いている。
きっと親を探しているのかと思う。

水分を摂らせたくて、飲ませようと工夫しても
この雀には飲み方が分からない。

可愛そうで捨てる事等できない。
一日でも多く此処に住んで居ればいい。

飛べるようになったら自由に
仲間の所へ元気に飛んで行きなさい!

子を探す親、親を探す子の気持ちは
私には良く分かり同情する。

短夜は夜明けが速く寝不足続きになりやすい。
潮騒の 我が町晴れて 山笑ふ。sakura

編集 さくら : 赤ちゃんの雀だから固い豆の餌を食べて亡くなっちゃったの。寂しい。
編集 yuma : 今日は冷えてるね。スズメちゃん大丈夫?小鳥は寒さに弱いから温かくしてあげて。ご飯あげてたら懐くと思うし、可愛いよ~