2017 09/21 21:54
Category : 9月21日
あれはあれはいわし雲だね!
小さな斑点や波紋を見せる美しい雲。
この雲が出るといわしが大漁になると、
言い伝えられる。夏でもいわし雲は見える時が有る。
何処に行っても彼岸花が山道や野原にいっぱい咲いて、
昨日から彼岸の入りでお墓参りをしたいと思う。
お仏壇にお供えするお萩は秋彼岸は粒あん、
春彼岸はこしあんと聞いた。
春分と同じく太陽が真東から昇り、
真西に沈む。
そして昼と夜が同じ長さになる彼岸。
暑さ寒さも彼岸までと言われ、
この日を境に寒さが増していく。
今の時節が過ごし易くて丁度いい。
この位の季節がずっと続いて欲しい。
暗く長い夜は寂しくて好きではない。
空だけじゃなく海も黒くて不気味な感じ。
抜けるような青い空、透けるような青い海は清々しい。
波打ち際を裸足で歩くとすっかり秋の海。
主人の彼女曰く、
「来年は寂しいから沖縄に行かないでね。」
「来年から沖縄に行かない!」彼女の心を汲んだと思う。
仲の悪い夫婦でも私はショックを受けた。
彼女が寂しいから11月から沖縄に行きたい!
私は、海に悔し涙をいっぱい捨てゝ来た。
ひたすら波の音だけを聞いても答えは出ない。
全てを五感に集中させてもどうにもならない。
海は透明になり、波の音は耐え、
潮の匂いも絶え、憎しみだけが心に残った。
人を憎んでも何も良い事はないのに。
あのいわし雲のように真っ白な綺麗な心になれたら。