2017年06月の記事


夏至の宵



冬は日の暮れが早く、夏は日照時間が長くなる。
この性質が最も顕著なのが夏至である。

2017年の夏至は6月21日とのこと。
1年を24分割した季節、二十四節気の一つ。

夏至は太陽と地球の位置関係によって決まり、
年によって異なるらしい。

夜明けが早く4時前に東の空がうっすらと白み始め、
あっと言う間に1日が始まる朝となる。

深夜未明から雨が降り始め、
前回のような雨にならぬようにと願いながら直ぐに眠る。

21日の大雨は小さな川の水が氾濫し、外出はできなかった。
池の水が溢れて庭が歩けないほど水が溜まっていた。

今日も雨は今のところ其れほど強くはないものの、
太平洋沿岸は雨雲が発達しやすいとの予報。

自由奔放な主人は、今朝6時起床すると直ぐに車で無断外出。
夕方になって「しばらく旅に出る!」メールが来ても、
何処に旅に出る等と教える人ではない。

この場合の暫くは1週間位だと想像するが、
昨夜、旅支度をしていたのに気が付かない自分を悔いる。

銀杏の葉にぽつぽつ透明な雨粒が落ち水晶みたい。
私も庭の樹木の葉等を見ながら涙がぽつぽつ落ちた。

毎年の事でも裏切られる度に悔し涙が溢れ頬を伝う。
そんな私も臆病な反面、呑気者だから2日~3日すれば
一人暮らしに慣れてしまう。

今年から彼は一階で就寝し、私は二階で眠るようになり、
孤独な生活に少しは慣れたと思う。

今日は、私も2~3日一人旅をしたい心境で
自分確認をしたい所だが経済力がない。

今夜もまた雨がしとしと降りだした。
彼は元気で居てくれればいい、そう思う初夏の宵。

紫陽花や 母の姿が 見え隠れ sakura1205
コメント (17)

雨の無い梅雨




11日の早朝、主人は忘れ物が多く慌ただしく家を出た。
あれが無い、此れがないと走り回っていた。

車を駅方向に運転しながら急に反対方向に切り替え、
その後、どうしたかは定かではない。

色々な資格を取り塾の講師にと計画しても、
年齢制限が有ると思いながら私は何も言わない。

彼の夢を最初から断ち切ってしまえば気の毒に思うから。
講師の仕事が無ければ都会に住む孫達に教育するらしい。

孫と言ってもまだ3才と1才だが、
教育は何才からでも必要だ!

異常とも思える教育熱心に変わり者だと
見える点が多々ある。

彼は、二泊すると思ったが翌日の夕方帰宅し、
来週の漢字検定の勉強を始めた。

処が翌日13日の早朝にシャツの重ね着をして、
勉強をしていたが、眠い眼をこすっていた。

徒歩15分の彼が経営するアパートに泊まったと
鈍感な私にも第六巻が働いた。

彼から発せられた言葉は以外にも
早朝からずっと勉強しているんだ!

こういう時に私が一言でも攻める言葉を使えば
彼が激怒することを分かっているので黙っているしかない。

勉強に集中したいからお前は一言も喋るな!
そう言われてから1日で2~3回返事をする程度で
殆ど二階で過ごしていた。

芯から悪い人などこの世にいやしない。
悪い人は、彼が言うように私一人でたくさんだと思う。

今日は、自転車に乗って40分位か市内を走り、
神社に立ち寄り彼の合格と自分のこれからを祈願する。

雨らしい雨も降らないのに色とりどりの紫陽花が咲き、
枯れないように育って欲しい。

自転車を飛ばし、心地よい風を吸って帰宅すれば、
友達が桃を持参してくれた時、食事に行く約束をした。

今日は15分掛けて骨密度を量って貰い
ストレッチ体操をして来た。

牛乳が身体に合わないので食物からカルシュームを
摂取していたが、幸いにも骨密度は普通とのこと。

老朽化した我が家は夜風がカタコト雨戸を揺らす。
寂しがり屋の私は静寂な夜は好きではない。
コメント (37)

そら豆



二十四節気の一つ芒種は小満から数えて15日頃。
芒(のぎ)のある穀物や稲や麦の穂の出る穀物の
種をまく季節ということから芒種と言われている。

梅の実が青から黄色に変わり、百舌が鳴き始める。
県内のせせらぎには蛍が現れ風情がある。

次第に梅雨めいて五月雨の季節に入る。
梅雨入り前の貴重な晴れを大切にしたい。

夕暮れの散歩道で白い紫陽花が綺麗で見とれ、
松林の隙間から吹く向かい風の強さに負けそう。

野原には夏の向日葵や秋のコスモス様々な花が咲き、
名も知らぬ花々がいっぱい咲いていた。

鴎は海に入ったり潜ったりキイキイ賑やかな声をだし、
初夏なのに冷たく感じる夕暮れの海。

日中は24℃でも朝夕との気温差は大きい。
真夏になれば賑やかになる海も、ひっそりとまばらで寂しい。

海へ来ると今の事、これからの事を考えてしまう。
何処にでも有る家族なのに何故、
一階と二階に住まなければならないのか。

伴侶は気持ちが若く、
何時も外に若い女性を心に抱いて生きて居る。

東京行は一日で帰宅できても「二泊三日で帰る!」との事。
試験が終了したら旅行に行きたければ行けばいいと思う。

只、「何時から行くの?」聞けば黙して語らない。
そんな野暮な事はもう二度と聞かない。

私は友達の家に立ち寄り少し会話を交わし帰宅した。
誰でも短所は有るのだから仲良く生活してね!

私も短所は幾つも有ると思いながら今夜の夕食を考えた。
初夏だからそら豆にしようかな!

海老と大好きなそら豆の生姜炒めにしよう。
食材はやっぱり旬のものがいい。

今日は九州地方で梅雨入りをしたとのこと。
足を延ばせば田圃も水浸しになって水無月らしい。

隣家の 夕闇せまる 庭に浮く 月の如くに 白い紫陽花
コメント (22)