2016 05/23 18:32
Category : 日記
万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始めることから
小満と言われ、陽気が良くなってきた。
暑さも加わり、麦の穂が育ち、山野の草木が実をつけ始め、
紅花が盛んに咲き乱れる頃。
この頃は夏日を超える暑さになり、
ゲートボールから帰宅した主人が初めて熱中症になる。
どんな暑さのなかでも平気で居た彼が「もう駄目だ!」
眩暈がひどく階段も這いながら登った。
家の斜めにある自動販売機でポカリスエットに似た
お水を買い、飲んで貰った。
ポカリスエットは本人の希望で買ったのだが、
最初は私の作った飲み物を出したが殆ど飲まない。
昼から夜になっても何も食さず、
好物を出しても食べないので病院を勧めれば怒る。
これ以上悪くなったら病院に行きましょう?
うるさい!医者嫌いで行く人ではない。
深夜に悪化したら困るので早めに病院で診て貰い、
早く元の元気な彼に戻って欲しい。
そう思っていたらあっという間に夜になり、
トイレで少し吐き気が有った事を知った。
彼の看病をしているうちに夜が明け6時起床し、
表どうりにプラ包装容器を出して来る。
日差しは強くなり大好きな麦わら帽子を被り、
近所の人達にご挨拶して家に戻って来た。
小鳥のさえずりが聞こえ、青々とした山々、
初夏も中々心地良い。
午前8時、主人が階段を歩いて降りて来た時、
ホッとして思わず「良かったわね。」微笑んだ。
今年こそ、検診を受診する事を勧めれば
「うんうん」と小さな声で返事が聞こえた。