2016 05/09 21:03
Category : 日記
青々とした緑の風が頬を撫でていく、
その風が川を渡り海へと飛んでいった。
一昨日、親友と二人で海岸を散歩した時、
強風で鷗がキイキイ鳴くばかり。
早く帰ろう!次は風の弱い日に来る事を約束し、
彼女の家の玄関先で判れた。
真っ青な空より僅かに青い富士山頂に
僅かに雪が積もっていた。
そして夕方、庭の草取りを少し始めた時、
柿の花の蕾が膨らんだこと気付く。
明るい緑色の柿若葉は柔らかくて瑞々しい。
白い柿の花の蕾が今にも開きそう。
柿の実は1年おきに多い少ないを繰り返し
今秋は柿の実がたわわに実る感じがする。
明けて今朝5時半起床、ぽつぽつ小雨がふりだす。
大型連休中が温暖なためか川沿いを散歩すると、
肌寒い感じさえする。
草を刈り取った田圃に白鷺、雀、カラス、鴎達が遊ぶ。
キイキイ鴎は気が強いのか鳥達を追いかけていた。
そこを歩いて行けば海に辿りつく。
鷗が海に潜ったり出たり遊ぶだけの静寂な海。
何かいい案が浮かばないかと、ふと佇み、
ひたすら波の音に耳を傾けた。
出来るものなら以前住んで居た近隣市に引っ越したい、
そんな夢のようなことを考えていた。
しとしと降る春雨はまるで梅雨の長雨のよう。
明日も明後日も雨。雨って本当にうら寂しくなる。
津波タワーを通り葉桜並木を歩き5分もすれば
我が家が見えて赤い楓も雨に濡れ茶色っぽい。
我が家に戻り、主人の好物を作った時だけ喜ぶが、
昔の彼はもう戻ってこない。
時の流れが変われば人の心も変わるのかしら。
それでも私は笑みを絶やさず家事に没頭する。