2015 08/19 20:21
Category : 日記
今月になり少し雨が降り、凌ぎやすい日があったものの、
再び暑い真夏日がやってきた。
お盆の時、お墓でもお仏壇でもご先祖様を供養した後、
何度も何度も願い事を拝んでしまった。
仏様には願い事を言う所ではないのは知っていた。
これでは成仏できないと思い、成仏する事のみ拝む。
願い事は近くの神社に行こうと思う。
私は長年悩んだ末、父が住んでいた土地を放棄した。
父と離れて住んで居た私は父をお世話してくれた親戚に
父の土地を譲り相続放棄報告書を書いて裁判所に送った。
主人のように欲をかいて揉め事を起こしたくないし、
昔から欲のない私だから胸がさっぱりした。
車が行き交う住み難い場所でも少なくても
百五十坪以上は有った。
「放って置け」と言っていた彼も、私の意見に賛成してくれ、
心の中でも諦めが付き、これで良いと思った。
法律的には私が父の土地を貰う権利が有ったが、
勿体ないと言う欲を捨てれば親戚の人が生きてゆける。
今の食生活は、節約家の彼の言う通りに食して居る為か、
太るはずがない。彼は高身長でも60キロはない。
無類の旅行好きでも食物は粗食で
一匹百円の秋刀魚でもあれば喜んでいる。
私はそれに胡瓜の糠漬けや頂き物の佃煮等を添え、
安い冷奴を添えれば十分である。
昔、ご飯にお醤油を掛けたりお砂糖を掛けたりして
食した極貧時代を考えれば贅沢だと思う。
私は何十年も着物もワンピースも買わずに
擦り切れるまで着て流行等追わない。
何も欲しいものはない。
美味しい物を頂けば人にあげる性格は母に似ている。
食事の際、彼には一品多く冷蔵庫の残り物で作り、
結核等にならないように気を付けている。
お盆の時、帰省できる家庭が有れば良いと思うけれど、
今の生活を自分なりに楽しみを探して暮らしたい。
そしてこんな老朽化した家でも、
平凡に生きられる事に感謝している。
胡瓜漬け 青のしたたる朝の膳 sakura.