2015 07/28 18:54
Category : 日記

しらじらと夜が明ける午前4時過ぎ、暑さで一度目覚めて再び眠る。
少し眠れば蝉が賑やかに鳴きだす。
あれほど一所懸命に鳴いたって蝉の命は儚い。
七年間も土の中で過ごし、
地上に産まれて身体中の力を振り絞って鳴いても、
一週間でその命を絶つという。
暑い真夏がきた事を蝉が教えてくれ、
向日葵を見て真夏だわ!と思う。
23日に大暑になり暦の上では一年で一番暑い時節、
「暑いですね!」が挨拶代わりになっている。
大暑は、桐の花が実を結び始め、
時おりスコールのような大雨の夕立がやってくる。
厳しい太陽が照りつけ大地も蒸しかえるような暑さが続く。
熱中症になる人も多いのはこの時期である。
私は、汗をかいた時には外に出て血潮紅葉の下で汗を流す。
春と秋には真っ赤に染まる血潮紅葉の葉は青く、
風にかさかさ揺れ、涼感を呼ぶ。
私は、この暑さには慣れてしまい、炎天下を外出しても気にならず、
電動自転車でスピードを出した時の風が心地よい。
猛暑、真夏日で暑いと言っているまに一ヶ月も経てば
残暑は残っても秋風が吹き始める。
暑い暑いと言う間に夏は短いもの。
とは言え、猛暑日に1日過ごすのは汗で体力を消耗する。
朝から陽光が照り付ける日は長い1日に感じ、
外出や家事をするのもやる気が出ない。
我が家は、冷房の嫌いな家族の為に冷房は使用していない
しかし、猛暑日で我慢できない日は冷房の許可を貰う。
その許可をくれる主人は今朝からそわそわして旅に出た。
「何処に行くの?」聞いても答えず会話を変えてしまう。
帰る予定日は必ずメールが来る筈が今回はこない。
今迄の旅とは違う。
用事を兼ねての旅で一泊位で帰るかも知れない。
熱風でしおれた樹木の葉を見ながら、そう思っていた。
暑さのなかを歩きまわる彼が熱中症にならずに、
元気で居てくれれば、それでいい。