弥生
11日は、東日本大震災から4年目にあたり
大変な経験をした東北の方達の辛さは計り知れない。

被災地の方いわく物は有るから心のケア―をして欲しいとの事。
私は数回募金をしたが沖縄に来る度、募金もしていない。

故郷の家は、海に近く東南海地震もくると言われているが、
我が家は耐震強度の工事も主人の反対で出来ない。

親友宅は耐震強度の工事をして市から三分の一出して貰い、
我が家より古い家でも見違える程しっかりしている。

家を修理する気がないなら沖縄に永住しましょうと、
何度か主人にお願いすれば「うん」と言うだけ。

住まいをくるくる変わるのは地元の事も分からなくなり、
住み難くなったり引っ越し生活は疲れる。

この時期は地中で冬籠りしていた虫が春の到来を感じ、
草木が芽吹くと同時に地上に這い出してくる啓蟄。

二十四節気の一つ啓蟄は文字の通り虫が這い出てくる頃。
この時期は一雨ごとに気温が上がり春に近づいていく。

風が吹く度に立てる絹ずれの如くさらさらと音を奏でるように。
耳を傾ければ雨がガラス窓に風と共に飛んでくる。

その雨は暫くガラス窓に止まったまま、
涙のような粒がいっぱい溜まっていた。

静岡は、比較的温暖で桜の花の蕾も出た頃。
古い桜木から桜の花の蕾が出るなんてすごい。

1年も知らんふりしていたのに蕾が微かに芽吹き、
そんな光景をこの目で見たかった。

桜が満開になれば夢心地になり散る時は心なしか切ない。
花の命が短いからこそ、
その美しさを感じるのかも知れない。

空き地には名も知らぬ白い花が咲き始め、
様々な草花の芽が出てまさに木の芽の三月。

沖縄はもう少しでツツジが咲き誇り
ツツジ祭りが始まれば人々の笑みがこぼれる。

編集 sakura1205 : ハルさん、こんにちは。晴れの予報も期待外れで曇りで雨がふりそうです。6月から沖縄は台風シーズンで大変です。3月は1日中晴れた日はなし。どちらかに永住したいです。有難う御座います。
編集 ハル : 冬は暖かい沖縄で羨ましいかぎりですが、よく考えれば色々ありますね。お疲れ様です。此方も随分春めいてきて、コンビニも天気がいいとお客さんが多く、店長と「人間にも啓蟄があるんだね」なんて笑っています。今は梅が満開。クロッカスも白は未だですが、黄色と紫色が知らない間に咲いてます。