2014 12/16 20:28
Category : 日記
空港まで一緒に行きましょうか?
いいよ、一人で行くから。
主人は那覇空港へ小さい鞄を二つ持って向かい、
大切な用事が有るため一旦、内地の我が家に戻った。
昨夜は電話の呼び鈴が何度も鳴っていたのに
「出なくてよい。」私は変に思いながらも黙っていた。
とにかく大切な用事で行くので根拠のない詮索は辞め、
バス停まで見送った。
「いってらっしゃい。」「鍵は直ぐに空けては駄目だぞ。」
この前宅急便の方が来た時直ぐに鍵を開けた為注意をされた。
「何時帰るの?」「うるさいな、お前には関係ないだろう。」
確かに彼の用事で行く、でも帰宅日位は教えるのが常識ではと思う。
朝から冬らしい雨がしとしと風と共に降り始め、
暗い雨空を見れば何となく自分が惨めに思えた。
そんな時、用事を思い出し午後から国際通りの少し先に有る
知人に会うことにした。
沖縄も風が強く登り坂は汗をかき、下り坂は走ってしまうほど、
うわー風が強い!外出すると気分転換になり元気が出てくる。
寒いとはいえ沖縄でダウンコートを着れば汗をかくのは当然のこと、
もっと薄着でも良かった。
「島の一人暮らしは寂しいから貴女も生活を楽しめばいい。」
「はい、また来ます。」これが彼女との最後の会話だった。
住まいに帰る途中、私も短期間のバイトをしたいと、
ふと考えたがその前にするべき事が沢山ある。
この小さな島でこれから幾日か頑張ろう。
今の生活に慣れゝば楽しい事もあるかも知れない。
主人は静岡の我が家に着いている頃、暖房器具や毛布等
室内を暖める物を全部捨てゝしまい寒い思いをして気の毒に思う。
明日は北海道に8本もの等圧線がかかり、
2つの低気圧が急速に発達し、猛吹雪になるらしい。
最高気温が15℃もある沖縄、それでも近所の人達は
寒いと言う。暑さに慣れた身体には寒く感じるのでしょう。