2014年05月の記事


私は家政婦
5月26日午後4時、次女の携帯から「駅に居るので直ぐに行きます。」
主人の携帯にかかってきた。

急に来て急に泊まると聞いて私は慌てゝしまい、
「お父さんに手紙を出して有ります。」という事は
私だけが知らなかったのだと分かり急いで夕食の支度をした。

3年間も顔を出さなかった次女が何故、
家に来てくれる気になったのだろうか。

「今夜泊まって明日はお友達に会い、お婆ちゃんの家に行く!」
そういう次女は翌日から朝風呂に入りずっと我が家で寛いでいた。

結局、何処にも行かずに主人と話したりPCをして2日が過ぎた。
次の夜、入浴後友達と飲み会に行くと派手なドレスで外出し深夜帰宅。

彼女は30代半ばにしては遠慮等全くない。
遠慮しすぎる地味な長女とは正反対の性格で長女が気の毒に思う。

「○○さ~ん。」私に話しかけて、とても多弁である。
主人は可愛くて喜んでいても、私は気を遣い疲れてしまう。

「娘が来たらお前は何も言わず黙っていなさい。」
主人にそう言われ反感を抱いたが普通に振る舞っていた。

私も我儘で彼に愚痴をこぼせば「うるさい!」怒鳴られ、
こんな家に居たくはないと一瞬思う。

今週は、夏日の蒸し暑い日が続き、台所に居ても汗ばむ。
それでも暑さには慣れているので全く気にならない。

気晴らしに親友の家に会いに行けば、
庭の美しい花々が心を癒してくれる。

姉のような親友の話を聞いて、
自分の心の狭さが情けなくて涙がこぼれた。

愚かな私は意地を張って父娘を誉める事も出来ずに、
私は家政婦ではないと黙して語らず5日が過ぎた。

夕暮れ時に主人と次女は夕日を背に自転車に荷物を乗せ、
バス停で次女を見送り、主人は私の親友宅の前を通って来た。

「○○さん宅にお前がいるのを確認した。」そんな言葉を聞き、
無断で親友宅に出て来た私が気がかりだったのでは。

辺りが暗くなれば蛙が鳴きはじめ、
涼しい風が頬を撫でていく。
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春との別れ



昨日の曇り空とはうって変わり陽光の眩しい朝、
小鳥達は樹木の周りで賑やかに飛び回っていた。

海辺に向かい散歩途中に田圃を見れば既に田植えが終わり、
小さな苗が線を描いたように並びダンスを踊っていた。

濃緑の葉桜も、ざわざわ風に揺れ、
様々な樹木も濃緑になり、春も終わりを告げている。

やや黄緑色をした柿の葉さえもごわごわ硬い葉になり始め、
そろそろ白い花が咲く頃。

暑くなる予報も日差しはさほど強くはなく、
西風が吹いて過ごしやすい日中が2日続いている。

緑の風が吹く春も深まりを増してきた。
夕暮れ時に街中を選ばず畦道を散歩すると気分が爽快になる。

そしてベンチで休憩した時にふと昔の人を思い出していた。
「どこに居ても○○ちゃんは幸せに暮らして貰いたい。」と言う

○○君の言葉を思い出し、遠く離れても少女の頃から、
ずっと私を心の中で愛してくれた彼のことを。

こんな形の愛だってあるのだと彼に感謝をした。
彼が胃癌になったと叔母から聞いて心配はしている。

今となっては想い出の人になってしまい、
奥様に誤解されては困るので二度と会うことはない。

世の中には苦しみから這い出せない人が沢山いるはず、
平凡に生活できる私は幸せ者だと主人に感謝している。

水浸しになった水田、水嵩を増した川、
水辺で鴨や鴎たち、そして蛙が鳴きだせば賑やかな畦道。

日曜日で従妹から電話を貰い、
様々な事が脳裏を過り帰郷したい思いが募る。
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爽やか五月


21日は二十四節気の「小満」にあたる日。
爽やかな五月晴れもあれば、ぐずつく五月雨も。

小満は二十四節気の中でも夏の節気で第八節気で、
その意味は命が満ち満ちてくるころの為つけられた節気名。

そして小満とは秋にまいた麦等の穂が付く頃で
ほっと一安心する頃という意味とのこと。

昨夜から雨がぽつぽつ降り出し、深夜になれば本降りになる。
ざあざあ降る雨音を聞きながら眠った。

明けて今朝寝坊して6時起床。
小雨が降ったりやんだりの曇り空の午前中に習い事に行って来た。

軽い体操でも終わった後になれば身体が軽くなり、
体重も少し痩せた感じがする。

午後3時頃からすかっと晴れた青空になり、
富士山頂の白い雪が線を引いたように見えて美しい。

真っ青な空、それより真っ青な富士山は雨上がりが綺麗で、
親友と「姿は綺麗ね。」なんて話していた。

家庭菜園やお花を植える事が好きな彼女夫婦が羨ましかった。
素朴で真面目で考え方も良いなあと思う。

体調の悪い主人は、頑固で人の言う事等聞く耳は持たず、
毎日、お粥のような柔らかいご飯等を食している。

一か月後には体調も良くなると思って、
彼中心の食物を作っている。

外出した時だけは私の好きな料理を食して、
家では彼に合わせているが、決して美味しい物ではない。

彼は早く寝るようになっても私は午前0時頃になってしまう。
短夜で夜明けが早く寝不足気味になる時節。

もう少し早寝をしなければいけないと反省している。
今、思うことは主人は何をしてもいいから元気で居て欲しい。

忘れたき のがれたきこと 柿の花 sakura
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海風の町
短夜になり午前4時頃に辺りがしらじらと明るく、
小鳥のさえずりで目覚めてしまう。

9時から外出する予定が週に1~2回あるため、
早寝の習慣をつけなければと思いつつ深夜0時迄起きている。

婦人会の友達で毎日4時間の睡眠でも平気でいる奥様に会う度、
「大丈夫なの?」何時も心配をしている。

私は、寝不足の日は少し横になるがその友達は昼寝はしない。
きっと体力が有るのだと思う。

今日は午前中に外出して我が家に着く前に
松原を通って来た。

キィキィうるさい声で鳴く鴎、
波にもぐったり出てきたり数匹が遊んでいた。

ざぶーんざぶーん波の音が風に乗って押し寄せてくるよう。
この頃の海は穏やかに見えても時には恐ろしい海に変わる。

こんなに美しい海なのに、
海は静かになったり怒ったりする。

浜辺は、石たちがゴロゴロと頭をもたげて、
重なりあっていた。

ゴツゴツしてあばたの有る物、
丸い石、形の整った石、形も色も模様も様々。

風が強いから早めに海、松林を通り自転車を飛ばした。
濃緑になった桜並木を通った時、ふと満開の桜が脳裏に浮かんだ。

川の両側に咲いた満開の桜はロマンがあって
綺麗だったでしょう。

田植えをする準備のためか水田は草取りが終わり、
土の匂いが漂い蛙の鳴き声が聞こえた。

今夜も風がカタコト雨戸を揺らし、
暖かさに慣れた身体には少し肌寒いだけでも寒く感じる。
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予期せぬ出来事


4月30日午後1時40分発静岡便に乗り、
我が家に着いたのは深夜11時過ぎ。

何時もなら2時間40分位で静岡空港に着陸する予定、
空港の山の上は大雨で視界が悪く、

パイロットが何度も管制塔と着陸可能か話し合い、
その間20分位空港の上空を飛んでいた。

その結果、中部国際空港に着陸する事に決定し、
空港内の待合所で2時間位が経過してからバスが到着。

ANAはバスをチャーターして中部国際空港から静岡空港で殆どの人が降り、
その後、富士市へ帰る人と私達を合わせて4人だけ掛川で降りた。

近鉄バスを降りると掛川から電車を2回乗り換えて
最寄りの駅に着いた時は小雨が降っていた。

駅からはタクシーで我が家に着き、
屋外灯も切れて2種類の鍵を開ける為に10分位かかったと思う。

部屋は出かけた時のままの状態になっていたのでホットし、
ガスの関係で入浴もせず午前0時過ぎに倒れるように眠った。

明ければ小鳥のさえずりが聞こえる冷んやりした晴れの朝、
海の方から潮の匂い、あゝ寒いと重ね着をする。

真冬から実っていた金柑が半分位落ちずに枝にしがみつき、
雨粒に濡れてオレンジ色に光っていた。

我が家に帰宅後、荷物は届いても電話が入らないため、
インターネットは繋がらず、近所にお土産を配ったり、

部屋のお掃除を中途半端なままで1日が終わってしまい、
2日目の金曜日に3か所用足しに出かけた。

先月24日にNTTに電話を入れ、3日に静岡の家の電話工事を依頼したが、
どちらかの手違いで3日には電話が入らなかった。

連休で込み合い早くても12日迄工事はできないと聞き、
随分遅いと思い12日迄待つ事にした。

5日には親戚の人達が6人も我が家に来て
賑やかな笑い声が絶えなかったが私は忙しかった。

その日その日を忙しく過ごしているとPCが有る事も忘れ、
埃っぽいカーテンを洗ったり家事に専念していた。

暖かさに慣れた身体には朝晩の風が冷たくて、
寒い寒いと言葉が出る度に親友に笑われてしまう。

今月は多忙な為PCの前に向かう時間が少なくなると思う。
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