2014年02月の記事


普通の暮らし


今日は少し歩くと汗ばむ陽気で
回りを歩く人達の中に半袖を着ている人が目立った。

私は色々な事情が有って今年は早めに戻らなければならない。
沖縄に7か月住めば電話番号も変わり、

静岡に帰っても電話番号が変わるため、
役所や公的機関で書き込む時に一瞬考えてしまう。

「家を建て変えるかリフォームしたい。」何度頼んでも
「このままにして置けばよい。」同じ返事が返ってくる。

自由奔放な主人は、夏の2か月間は北海道に行くと言う。
反対しても聞く耳を持たない。

私は、こんな瘋癲暮らしは嫌で同じ場所で暮らしていたい。
沖縄で使う金銭を自分の住む家の為に使いたい。

しかし、彼の定年後は自由に暮らしたいという通り、
好きなように生きていると思う。

あちこちに住むと帰郷した時に近所の方に気を使うし、
努力して生活したのに、ぽっかりと時間と向き合う自分が空しい。

でも、そんな空白の時間も人生には必用かもしれない。
今夏は私一人で不動産屋、アパート管理をするので忙しい。

大震災が起きてから海に近いアパートから
土地のしっかりした町に引っ越して行く人が多い。

新築のアパートさえも空家が目立つのだから、
中古アパートを貸すには色々なサービスをしなければ
入居しては貰えない。

我が家も中古の家だが綺麗に大掃除すれば気持ちよく住めるはず。
嫌な事を考えずに良い事を思いながら暮らして行こう。
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雨水


二十四節気の一つ雨水は、雪が雨に変わり氷が解けて水になる頃。
草木が芽生える頃で、昔から農耕の準備を始める目安とされてきた。

忍び寄る春の気配に草木が蘇るという意味もある。
春の訪れはまだ遠く三寒四温を繰り返しながら春に向かう。

しかし、今日から明日にかけて本州の南岸を低気圧が進む見込みで、
北海道は吹雪く所もあり日本海側は雪になるらしい。

今回の低気圧は先週末よりも陸地から離れて進む為、
内陸で雪が降っても降る時間も短く降る量も少ない。

南国は、昨日も今日も雨が降り続いてちょっと鬱陶しい。
今日は、東京生まれで沖縄でお仕事をしている知人にお会いし、

東京を離れられないお婆ちゃんに月、2回は会いに行き、
お墓等は沖縄に建てゝ有り沖縄を終の棲家にするとの事。

永住するなら何処がいい、整形は何処がいい等と教えて頂き、
心暖かなこの方にお会いして参考になり感謝している。

寒桜は雨に打たれて散り始め雨に濡れた緑の葉が目に染みる。
沖縄は寒桜から3月中旬にはツツジが満開になる。

沖縄は国際通りと言えば賑やかな街だったのに、
今では新都心の方が一番賑やかな街と言う感じがする。

新都心は、那覇市北部に位置する再開発地区の事。
高層ビルが立ち並ぶ新都心より、下町風情のある国際通りの方が
親しみやすい。

厳寒の冬もいつまでも長続きはしない、春は目の前まできている。
あと一歩ニ歩歩いていけば春に辿りつけると思う。
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寒桜祭り


13日間も雨ときどき曇りが続いている。
いくら強気を言ったってやる気がでない。

13日から市内で緋寒桜祭りが開催されて、
いつもなら人混みで賑わうのに公園内の道がぬかるみ、

坂道が多いため足が滑ったり雨降りやまず、
緋寒桜を見る範囲も狭くなる。

明日から晴れの予報を聞いて凄く嬉しい。
今日は歯科の予約日のため傘を差して治療に行って来た。

坂道が急で坂の上を見上げても何も見えず、
坂の途中で下を見れば斜めに曲がった下り坂で、
よそ見をして転べば大怪我をするほどちょっと怖い坂。

年齢で言えば50才位の歯科医師は慎重派で中々仕事を始めない。
「先生にお任せしますから治療を進めてください。」

1年6か月前、静岡で虫歯を3時間も削り続けても平気だった。
只、静岡の歯科医師は80才の高齢で疲れた様子がありありとみられた。

ソメイヨシノが見られないなら、晴れたらせめて緋寒桜祭りに行こう。
正直言えばソメイヨシノが大好き。

私が、数日前に整形に行けば休診のため公園を回って来た時、
のっぽの主人が目に付いた。

彼の隣には見知らぬ女性が一緒に歩いていたので、
声も掛けずに足早に住まいに帰って来た。

彼女から電話がきた時、「いつでも良いですよ。」と会話が聞こえ、
こうなる事は予想していた。

彼女の住まいの鍵も我が家の鍵と一緒に持ち歩いているが、
喧嘩はしたくないので見て見ぬふりをしている。

今日も歯科の帰りに買物を済ませ急いで夕食の支度をし、
午後7時夕食時に彼いわく、「うまいな。」喜んで食事を摂っていた。

以前は取っ組み合いの喧嘩をしても負けなかった。
その後で喧嘩に勝っても本当に負けたのは私だと気付く。

喧嘩をしても何の得にもならない事を経験して判っている。
人を憎んでも何も得ることはない。
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立春の雨



絹糸のような細い雨が静かにしとしと降っている、
今日も昨日もその前日も。

数日前までは夕焼けが湿りがちな雲の間から、
遠慮しながら顔を出していた。

窓外の緋寒桜の花は、風が吹いても雨が降っても散らず、
色の乏しい如月に濃ピンクの花を咲かせたまま。

その緋寒桜をよく見れば連日の雨にうなだれて、
太陽の光をいっぱい浴びたいなと、しょんぼりしていた。

緋寒桜は花びらが開く時からうつむいているのに、
余計に寂しさが伝わってくる。

淡ピンクのバラも葉も雨粒が水晶のように光輝き、
「綺麗ね。」そっと手で触ると雨の雫がぱらぱらっと落ちる。

陽光が降り注ぐ晴れの日は元気が出て笑顔になれるのに、
力んでいた身体の力が抜けていくのは何故でしょう。

買物帰りに知人に出会い馴れ馴れしい私は思わず微笑む。
すると笑いがこみあげてきた。

「12日から13日の桜祭りに行きましょう。」
「はい、行きます。」なんて答えてしまう。

今週の土曜日まで晴れの予報はない。
もしかしたら予報が外れて晴れるかもしれない。

人は、誰かと関わらなければ生きてはゆけない。
一人暮らしの老人が身近にいたら声をかけている。

本土では立春になっても春まだ浅い。
でも晴れが多く気温が少し上がり真冬の峠は越えた。

するべき事が沢山有るのに雨は嫌だわ、なんていう間に
月日は駆け足で過ぎていく。
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初花月
昨日は新しい春を迎えるため節分に豆まきをし
東南東を向いて恵方巻きを食べたりと汗ばむ陽気だった。

豆まきは邪気を払い、福を呼び込む為に、
恵方巻きはその年の干支によって定められた最も良い方向に
向いて食べると運を呼ぶ。

明けて今朝は珍しく5時起床し、
洗濯物は風で乾かすほど強い風が吹いていた。

本土は雪のふる地方が多く厳しい寒さになっている。
最近は寒暖の差が大きく南国でも今日は肌寒い。

暦は立春に入り春の始まりなのに、とても立春とは思えない。
立春は冬と春の別れる節分の翌日でいわば春の初日。

沖縄では寒桜があちこちで咲き誇り、
見ているだけで心が和む。

様々な場所で桜祭りが始まっているなかで、
今帰仁村の城跡にある桜並木は風情があって良い。

今帰仁村城跡は、世界遺産に登録された城(グスク)で、
沖縄本島の北部、本部半島にある歴史的な城。

今帰仁村の歴史は古く13世紀迄さかのぼる。
その歴史を物語るような城跡に古い石垣が有る。

琉球が中山に統一される前の「三山県立時代」には
山北王の居城とし、

中山が,三山を統一後には琉球王府から派遣された
監守という役人の居城だった。

どこの県にも国にも歴史があるはず。
いずれにしても桜が咲く春が時節のなかで一番好き。

何時になったらソメイヨシノが見られるのか、
あのほのかな香りを漂わせぱらぱら頬を撫でて散る桜。

そうそう今は初花月でソメイヨシノの時節ではない。
まだ冷たい冬が続いているのに。

2月はどこの県でも梅が美しい時期、
そして初めて様々な花が咲き始め樹木に芽がでる月である。
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