冬立つ



今月7日頃、太陽の光が弱まり、冬の始まる立冬に入った。
立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目になる。

二十四節気の一つで「立」には新しい季節になるという意味があり、
冬枯れの景色が目立つようになる頃。

故郷の野原は樹木から木の葉がぱらぱら散って
師走には枯れ木や枯野になってしまう。

伴侶は、中古の我が家に永住する気がない。
室内で使用していた物は暖房器具も何もかも人にあげたり捨てゝいた。

あの家には既に最低限に使用する物しか残っていない。
本当に殺風景な家になってしまった。

今年は8か月位沖縄に滞在したいと言っていたが、
私は、できるものなら桜の花の咲いている時節に帰れたらと思う。

そんな事をすれば相手の思うつぼだとも考えてしまう。
夏だけでも二か月も別居する事が分かっている。

今朝、朝シャンをしたら頭痛と寒気がするので風邪かもしれない。
風邪をひいて熱を出しても誰も当てにはしていない。

昨日、近隣の街へ用足しに行った帰りバスを待つ間、
珍しく冷たい強風が吹いて異常な寒気を感じていた。

温暖な島だから風邪をひいても直ぐに治ると思う。
腰痛のリハビリに行かない為か、右足が思うように上がらない。

左足は頭の上まで上がるのに、バスから降りる時も
右足が早く出ない事が悔しくて堪らない。

整形に通わない自分が悪いのだから仕方がない。
整形外科を探して一度行ってみようと思っている。

私は、誰に対しても優しくなれないのか、
この頃はつくづくそう思い、自分が嫌になる。