暑い南の島
季節は秋も深まりお花屋さんを出る時菊の香りが漂っていた。
しかし、南国はぎらぎら日差しが強くて夏の名残がする。

7月から9月まで真夏日が続き、やっと清々しい秋がくると思っていた。
しかし、南国の秋は暑くて週3日外出している私も暑さでバテそう。

最近はバスに乗る時間も覚え、何処へ乗り換えるには少し歩いて
モノレールを利用し、再びバスに乗れば目的地に着く事等身体で覚えてきた。

アパートの室内も小さめな箪笥が入ると家庭という感じがして、
狭い部屋でも不便はしていない。

住まいを離れ遠くなるほど心細くなる時があっても
住めば都で割と慣れるのも早い方で心配はしていない。

日の暮れは本土より遅く午後6時頃まで明るく、
冬になれば午後7時迄明るく日の暮れが遅くなる。

夕暮れには鱗雲がいっぱい浮かびその隙間に美しい青い空が宝石のように
光って思わず見とれていた。

丸い月は出ても星は一つ以上は出ないので綺麗な星空を眺める事はない。
そういえば23日頃、二十四節気の一つ「霜降」になった事を今更知った。

露が冷気によって霜となって降りはじめる頃、そんな気配は感じられない。

10月も終わりに近づいているのにクーラーを付けたり消したり。
昨夜も蒸し暑くて午前2時に目覚めた時、丸い月が煌々と輝いていた。

満月になる日は近いと思いながら色々な事を考えている間に、
30分位起きて再び眠ってしまった。