池の恋
昨夜は、呑気に歌の練習をして気が付けば午前1時になり、
その後直ぐ横になっても寝室は蒸し風呂のようだった。

熱帯夜が続いている今朝、6時前に起床。
蝉の鳴く声も依然のような賑やかさではなく、
数匹が鳴く程度で物静かな風が吹いている朝だった。

手作り池の金魚達は澄んだ水の中で楽しそうに泳いで、
しょっちゅう、雄の太郎が雌の花子を追いかけている。

二匹の金魚や他の金魚達のお陰で卵を産んで貰い、その卵を孵化させ、
小さな黒い金魚の子供を別の容器である程度まで育てゝ、
子供になったら池に大人の仲間入りをさせている。

夏は卵を産む時期ではないと思う。
涼しそうに泳いでいる金魚や鮒、底に隠れているドジョウ、蟹等が
生息している割には水が奇麗に澄んでいる。

私が、西瓜を金魚に少し与えても余り美味しそうに食べずに
「西瓜なんて僕らには合わない!」と言っているような顔を
していた。

パンを少しあげれば好物と判るくらいに、ぱくぱく食べてしまう。
金魚達の一番の好物は「魚粉」でいくらでも食べたい顔をする。

日中は36度の暑い日差しでも活発な前線が本州を南下している為、
明日から雨になるらしい。月も星も何も見えない。