2010 06/20 17:36
Category : 日記
私の名前は「おふな」今、池に住んでいるの。
その前は、小川に住んでいたの。
僕の名前は「おたま」今、池に住んでいるんだ。
ここに来る前は隣の田んぼにいたんだ。
「おふな」と「おたま」がここにきた日は、太陽が照りつける
暑い日だった。
温い水の中でお昼寝していたら、急に水がざあーっと揺れて、
気が付いたら池の中に入っていたらしい。
「おふな」は奇麗な小川にいた方が良かったわ、
「おたま」も僕も田んぼにいた方が良かったよ、
でも奇麗な叔母さんが毎日、餌をくれるけれどパンは余り
好きじゃないんだ。お魚の粉の方が美味しいね。
優しい伯父さんが私の事を「おふな」と一緒懸命お世話してくれるの。
そうだね。優しい伯父さんは僕をとても可愛がってくれるんだよ。
「おふな」も「おたま」も奇麗な小川や広い田んぼに帰りたいと
思っている。この池に貰われてきたのだからと諦めている内に、
住み心地が良くなったのか、元気に泳いでいる。
寂しい時にふと、小川にいるお母さんや田んぼにいるお姉さんを
思い出すとお魚達は故里が恋しくなり、
この池とさようならをしたいなぁ、と言いだした。
叔母さんは内緒で「おふな」と「おたま」を小川と田んぼに帰して
あげると、鮒とおたまじゃくしは水の中へすーっと消えていった。
梅雨の雨は激しく降ったりじめじめ降ったり、
澄んだ池の中にぽつりと落ちて、私はお魚達の会話を想像し、
どんどん増えてゆく池のお魚達を見ながら微笑んだ。
その前は、小川に住んでいたの。
僕の名前は「おたま」今、池に住んでいるんだ。
ここに来る前は隣の田んぼにいたんだ。
「おふな」と「おたま」がここにきた日は、太陽が照りつける
暑い日だった。
温い水の中でお昼寝していたら、急に水がざあーっと揺れて、
気が付いたら池の中に入っていたらしい。
「おふな」は奇麗な小川にいた方が良かったわ、
「おたま」も僕も田んぼにいた方が良かったよ、
でも奇麗な叔母さんが毎日、餌をくれるけれどパンは余り
好きじゃないんだ。お魚の粉の方が美味しいね。
優しい伯父さんが私の事を「おふな」と一緒懸命お世話してくれるの。
そうだね。優しい伯父さんは僕をとても可愛がってくれるんだよ。
「おふな」も「おたま」も奇麗な小川や広い田んぼに帰りたいと
思っている。この池に貰われてきたのだからと諦めている内に、
住み心地が良くなったのか、元気に泳いでいる。
寂しい時にふと、小川にいるお母さんや田んぼにいるお姉さんを
思い出すとお魚達は故里が恋しくなり、
この池とさようならをしたいなぁ、と言いだした。
叔母さんは内緒で「おふな」と「おたま」を小川と田んぼに帰して
あげると、鮒とおたまじゃくしは水の中へすーっと消えていった。
梅雨の雨は激しく降ったりじめじめ降ったり、
澄んだ池の中にぽつりと落ちて、私はお魚達の会話を想像し、
どんどん増えてゆく池のお魚達を見ながら微笑んだ。