秋の夕日
私は昨夜、殆ど眠らずに起きていた。
次女が午前2時に準夜勤から帰り、直ぐに電話で誰かと話していた。
3時頃に食事をした後、
入浴をした彼女が眠る頃は午前4時過ぎになる。

その間、うとうと座ったまま1時間くらい眠ったと思う。
午前6時に朝食の支度をしている間に、あの人は無断で家を出て行った。

昼食時に、「韓国へ旅行だ。」とメールが入っていたが、
驚く力もなく洗濯器を回して家事をしていたが眩暈がして少し休んだ。

私は、韓国には行きたいとは思わない。
そういえば昨夜、「もしもし、、」優しい声で彼が電話に出た時、
「間違い電話だ!」と言った。韓国旅行の再確認だと今更知った。

年だから行きたい場所に行けばいい。こんな事に慣れてしまった。
新型インフルエンザにかからず、帰ってくればいい。

今日も温暖な日中で富士山の周りの雲さえ動かない。
夕暮れ時に外を歩けば、心地よい微かな風が吹き、
茜色の夕日が辺りを染めて寂しさが胸にこみ上げてきた。