海
青い空に真っ白いカモメが一羽すいすい飛んでいた。
カモメよ、遊びにきたの?

仲間とはぐれてしまったの?
海へ帰りなさい。

夕暮れ時は、大気が不安定で突風が吹き荒れているから
早めに帰りなさいと、私は心の中で呟いた。

一羽はぐれたカモメは、列車が去った後もぐるぐる回り、
知らぬ間に何処かへ消えていった。

ベランダから見た青空と青い海、カラフルな家並みを見ながら、

♪海は広いな大きいな、月がのぼるし、日が沈む。
海は大波青い波、ゆれてどこまで、続くやら。
海のお船を浮かばせて、いってみたいな、よその国。(うみ)

こんなに可愛い童謡を口ずさんでベランダから降りて
夕食の支度を始める。

真夏がこないうちから家族二人は、夏バテをしている感じがする。
家族の栄養管理は、私に責任が有ると思う。

編集 十六夜 : 海、いいですね~ 絵を見ているような描写、素敵です♪