東京ゲームショウ(1日目) 01.10.13
 目覚まし時計がAM4:20に鳴り出す前に自然に起床、親はもちろん町中が寝静まっている中、家を出ました。
 AM5:00過ぎに最寄の駅を出発する始発電車に乗り、向かった先は天気のよい日は親子連れやアベックで賑わうTDLのある浦安を越えて海浜幕張。ご存知の方も多い(笑)幕張メッセです。
 昨日12日から明日14日までの3日間、ここでは「東京ゲームショウ」が催されるのです。以外に思われるかも知れませんが、実は初参加です。メーカーがゲームのプロモーションをするのに入場料がかかるなんて納得がいかなかったので、これまで行かなかったのですが、今回は目的があるので、一般公開日で、休日である今日・明日の2日間通うことにしました。
 その目的とは、スクウェアの物販コーナーで先行販売される「FFクリーチャーズ」でも、いよいよ本邦初公開されるセガの「サクラ大戦4」でもなく野川さくらです。「またかよ(呆)」という声が聞こえてきそうですが、またです(笑)。
 
 というわけでして、始発電車に乗って、東京駅で知人と待ち合わせ、彼が電車に荷物を忘れるというトラブルも乗り越えて、無事に海浜幕張に着いたときにはAM8:00を回っていました。そこからさらに歩くこと、およそ30分。ようやく整列の最後尾にたどり着きました。この時ほど連れ合いがいることに感謝したことはありません。
 小1時間ほどもいい具合に照りつける太陽の下、遮蔽物まるでなしの空間で待っていると、開場時間となりました。
 同じ目的でここに来ている人の半数くらいは私よりも前にいます。どうやら徹夜した方もいらっしゃるご様子でイカレっぷり愛情の深さが窺えます。…まぁ、あまり人のことは言えないみたいですけど。
 
 場内に入って、一緒に来たMさんとちょっと迷いながらも本隊(笑)と合流しました。場所は今日最初のイベントがあるHobbyJapanブース前。整理券配布までいささか時間があったので、「DEAD OR ALIVE3」をプレイしたり、各企業のブースで配布物を貰ったり、コンパニオンのお姉さんがキレイだなぁ(苦笑)などと思いながら時間を潰しました。
 配布までしばらく待っているとブースで袋を配っている天使のコスプレのコンパニオンがいたので、なぜ?と思いつつも、あまりに誰も受け取らないので、いただくことにしました。
 程なく整理券の配布が始まり、ブース前に人だかりが出来ました。幸いにして最前列にポジションを取れたので、そこで待っているとさっきの天使のコンパニオンが現れて前説を行いました。ここでようやく鈍かった私の頭にもピンときました「Serah Angel」だったのです。
 ということで、ここでのイベントは野川さくらと陶山彰夫による「初心者のためのマジックザギャザリング講座」です(笑)。
 学生時代の私をご存知の少数派のあなたはご存知ですね。大学4年の年に、英語の苦手な私が英語版しか売られていないカードゲームに興じていた姿を。それこそが「Magic The Gathaling」であることを。でも、今日は初心者です(笑)。

 さて、天使のコンパニオンの呼び込みに応じて二人が登場。野川さくらの衣装は黒のタンクトップに赤地に白い水玉のスカートでした。
 内容的には、陶山彰夫がリードするカタチでマジックザギャザリングの魅力を教えていく感じで展開します。といってもマナのハナシと単純なクリーチャー召喚と戦闘に関するルールの説明といった具合でした。
 陶山彰夫の「召喚!セラの天使!!」の掛け声に応じて、先ほどのコンパニオンが登場、野川さくらを威嚇したりします(笑)。
 このあと、クリーチャーバトルの模擬戦のようなことをします。野川さくらは「灰色熊(2/2クリーチャー・通称がお〜!(笑))」対する陶山彰夫は「巨大クモ(2/4クリーチャー)」で陶山彰夫の勝利。パワーとタフネスの説明を加えたところで、もう一回。今度は野川さくら:「シヴ山のドラゴン(5/5フライングクリーチャー・通称がお〜〜!!)」陶山彰夫:「巨大ゴキブリ(4/2クリーチャー)」火を見るより明らかな結果で野川さくら勝利です。
 この後、非常にぎこちなく商品を紹介して、最後にマジックのポーチをプレゼントしてくれるカード照会をして、終了。もらえなかったことは言うまでもないでしょう。

 この時点で12:00でした。次の「ビストロきゅーぴっと」のイベントがPM2:00からと余裕があるので、ちょっとトイレにと行っている間に大隊のみなさんが姿を消していて、私を含めて残った3人で、どうしようかなどと話していると、おなじみ、野川さくらの所属事務所社長がいたので挨拶をしたり、「なぜマジックのイベントなのか?」を聞いてみたりしました(ちなみに隣のブースなので客寄せパンダでいいから出て欲しいと頼まれたそうです)。そうしていると野川さくらが関係者タグを求めてやってきました。嬉しい誤算です。私の顔を見るなり真っ先にHNを言い当ててくれました。先日のこともあり、かなり嬉しかったです(バカ)。一緒にいた、やはりHNを覚えてもらえていなかったMさんはやっぱり覚えてもらえていなくて、かわいそうでした。

 ひとしきり談笑して2人と別れ、サクセスブースに向かいました。なんだかんだで最前列に場所を確保してから、しばらく会場をうろついて、アトラスブースで「暴れん坊プリンセス」のマグカップをゲット。開演ギリギリだからさっさともどりやがれ!というありがたいメールや電話をもらって、受け取るや否やダッシュで駆け戻りました(注:危ないので場内を走ると怒られます)。
 
 戻ってみるとサクセスブースは大盛況でした。この中で前に入っていくのは気が引ける気もしましたが、勘弁してもらいましょう。
 コンパニオンの合図でイベント開始です。まず「ビストロきゅーぴっと」に出演している森訓久が登場。「料理の鉄人」調で挨拶をするのですが見事に滑ります。BGMがないのですから無理もありません。
 そして、ゲーム内容の簡単な説明をもったいぶっておいてできません(笑)。ブーイングの嵐の中、製作の人間を呼んで説明が行われました。まぁ、ぶっちゃけてしまうと「レストラン経営をしつつ、食材集めの戦闘をしつつ、女の子と仲良くなる」ありがちなゲームです。画面の印象が「マリーのアトリエ」ぽいのですが「メルティランサー」が近い気がしました。
 とまぁそんな前フリを楽しんでいると、いよいよゲストの登場です。まずサフラン・ターメリック役の小林由美子、ついでミント・ハイビスカス役の野川さくらの登場です。 
 野川さくらの衣装は先ほどと同様で、小林由美子はプリント柄の黄色いノースリーブにジーンズ、太目の赤いベルトがアクセントになっていました。
 まずは演じているキャラクターと自分の共通点という話題で、小林由美子は元気さをアピール、セリフも変えてしまうほど本人にひきづられたキャラになったようです。野川さくらはお菓子作りが好きな点を挙げていました。そして、キャラ攻略の方法をそれぞれに聞いて、話しは得意料理に移ります。
 小林由美子は「クイック料理」…わかりやすい言い方だと「レトルト食品」のことです。それを非難されると、タコ焼きというレパートリーが浮上したのですが凄まじいモノでした。本を見て作ったらしいのですが、その分量をすっかり間違えて、30人前のものと5人前のものをごっちゃにして作ったものは相当まずかったらしく、飼い犬すら口にしなかったとのことでした。しかもそれで怒られたことを犬のせいにするあたりがさすが小林由美子です。
 野川さくらはさきほどの話を受けてお菓子作り…だったのですが、電子レンジで誤って何かを飛び散らせてしまい、慌ててガラス部分を濡れた布でふいたところ、ひびが入って壊れてしまったという、なかなかダイナミックな失敗談を披露して会場を沸かせました。電子レンジが欲しいという発言を受けて司会の森訓久が「電子レンジ50個くらい届くぞ」と会場を見回すと、野川さくらは「そんなつもりじゃなくて」という意味のことを言いつつ、欲しいのはオーブン機能付きのものだと訂正。さらに会場を沸かせました。かなり、いっぱいいっぱいです(笑)。
 この後、ありがちなジャンケン大会。賞品は�@サイン色紙(欲しい)�Aサイン入りTシャツ(ちょっと欲しい)�Bサイン入り等身大ポップ(これはいりません!)
 結果はオケラだったので、まぁ�Bを手に入れるよりはマシなのですが、アレを貰った人は世間の好奇の目にさらされながら帰途についたのかと思うと憐れでなりません。これで実家で親と暮らしていたりしたら、もう最悪でしょう(笑)。
 とまぁ、熱狂と戦慄のジャンケン大会を終えると、ゲームのOPを生で披露です。歌うのはもちろん野川さくら!このために来ているのですからここでは知人たちと盛り上がっていました。
 
 歌の終了と共に一部の心無い方々はコンパニオンの挨拶中に立ち上がり移動を開始していました。私は特に焦ることもなく次のイベントであるマジックの初心者講座(2回目)に向かいました。幸い、まだ整理券の配布は始まっておらず、そこそこのところで見ることができました。
 内容は1回目と引っかかるところまでいっしょで、むしろリピートの客が多くてやりにくいのではないかと思うほどでした。
 
 というわけで、本日のイベントはすべて終了。この後、ごく一部のメンバーで食事をする予定になっていたので、それまでどうするかを話しているところにまたしても社長と野川さくらが登場(というか退場。出口付近だったので)。ちょっと挨拶をして帰って行きました。
 
 その後、遅れて来た段田男さんと合流、1時間ほど中をうろついて、小隊規模の人数で食事に行きました。今回は遠征してくる人と食事をしようとしていただけなので、あまり多い人数にはなるまいと思っていたのですが、結局10人で新宿の点心レストランのようなところで1時間半ほど食事してしゃべって、みんな明日も参加する人ばかりなので、早めに解散したのですが、その中の、いまやすっかり飲み仲間のD(E)さんとアイコンタクト、他に2人ほど巻き込んで、さらに天狗へと向かいました(笑)。

 結局、帰宅したのはAM1:00頃、またしても「ARMS」を録りそこねるのですが、もうそんなことには構っていられませんので、さっさと就寝することにします。