田村ゆかりは騒音の中で… 01.07.15
 今日はMPC始まって以来くらいの大規模な声優イベントでした。その大人数を山笠でにぎわっていた博多の街に集めた張本人は田村ゆかりで、今日はそのファーストアルバムの発売記念イベントでした。
イベント開催の情報をリークしてもらっていたので、入場整理券はひとケタ。普段、好きな声優のイベントであればもっとテンションも高かったのですが、その場のノリとイキオイで購入を決めたアルバムだったので(内容は決して悪くないです。繰り返し聴いてもOKです)、イマイチ盛りあがっていません。しかし、それを決定付ける最大の要因は、
夥しい人、人、人の波!(しかも、ほとんど遠征組らしい)
 用意されていた整理券160枚が全部はけており、実際の参加者は130名以上(推定)に上ったこのイベント、リハを聴かれたくないという本人の希望により、店の外に並ぶことおよそ1時間、好奇に満ちた通行人の皆様の視線の何と痛いことか…。

 結局会場時間は30分押しでの入場となりました。
 ほぼトップで入った会場に用意された椅子はおよそ20ほど、それを確保できない場合は、スタンディング。ステージ上の、目当てのタレントを視認することは不可能、と思われるほどに詰めこまれていました。実際、会場の天井が低いため、ステージも当然低いのです。フラットスペースに2段くらいのステップを重ねた程度では、自分より背の高い人が前にいたら絶望でしょう。
 
 さらに開演までの間に場内、私の後方では、主に遠征してきた方々のボルテージがヤバイくらいに上がっていました。怒号とも思えるひとりごと、誰かのコンサートにいるイタイ方かと思いました。

 そして、前説を経ての開演、今回はコナミ仕切りなので、I店長の出番はナシです。
 アルバム収録・未収録の曲を合わせてだいたい5、ないし6曲を歌いました。そのうち完璧に(歌詞を間違えずに)歌えたのは最初の1曲だけだったというのはナイショにしておきましょう。
 歌の合間合間にトークなのですが、このへんは遠征の方達が魂を入れて盛り上げようと、タレントをいじるあたりになんだか末期のアイドル像を見る思いでした。
 彼らの盛りあがりはすさまじく、最前列の私達はおとなしく見て(聴いて)いるのに、歌が聞こえないというありさま。これでは、後方の人達は見えない・聞こえない、その上空気は薄くて暑いではあまりに救われません(合掌)。

 イベントとしては多少まちがっているものの大盛り上がりで、成功したということになると思います。事実、福岡の人間だけではここまで高いテンションに持ちこめない気がします。それくらい、福岡の市場は冷めているということでもあるのですが、楽しみ方のスタンスが違うということなのかもしれません。最近、気づいたのですが、「盛りあがらないなら盛り上げる」という気質の方が多いらしく、盛りあがっているイベントであれば静観しているという気がします。 

 最後に、イベントを終えての感想ですが、
「合いの手、櫻○智のパクリじゃねぇか!」