2011 05/02 19:28
Category : 日記
眠れない夜だった
気づけばカーテンの隙間から
柔らかな光がもれている
手を伸ばして開けてみる
ほんの少し欠けてはいたけど、とてもきれいな月だった
こんな美しい夜空の中で、月はとても寂しそうで
それでいてとても静かな存在で、僕たち地上の生き物を
語りもせず、見守ってくれてる
不思議な絵画みたいな気がした
もしも月に心があるなら、こんな僕をあの月は
どんなふうに思っているのか
泣いた日も 笑った日も 誰かを傷つけた日も
そして傷つけられた日も、どれも知っているのだろうか
そんな僕らを癒す為に
こんなに寂しく輝くならば、月はなんて優しいのか
やがて光が月を消すように
僕もそっと、この僕を消してゆく
また満ちたあなたに出会おう
眠れない、いつかの月の夜に