2011 12/24 06:20
Category : 日記
夕暮れ時の交差点
信号待ちのひとときの中
かわいい着信音に
女の子が 慌てながらケイタイを開く
どんなメールだったのだろう
さっきまでの つまらなそうな顔が
いきなり明るい笑顔に変わる
それを見ていたきみは
送り主にあの笑顔を 返信できたらいいのにね
と同じ笑顔で僕にささやく
やわらかな風が流れ
時は優しく やがて信号を青に変える
女の子がかけてゆく
ほんの小さな幸せを この僕らに届けながら
2011 12/23 00:16
Category : 日記
久しぶりにあなたを街で見かけました。
あなたは、あんな何気ない陽だまりの中にいて
まるで、人生の終わりを悔いのないように
微笑んでいるご老人のように見えました
でも、お元気そうで安心しました
僕は少しだけ、会釈をして通りすぎましたが
あなたは相変わらず、静かに佇んでいるだけなのですね
でも、それがあなたらしくて、ほんの少しだけ、僕は微笑んでいたかもしれません
もしも気分を害したなら、ごめんなさい
僕は、よく晴れた午後の昼下がりの中、ひとりきり、歩いていました
特に何か目的があった訳じゃないのですが、冬の影がいくつも長く伸びていて
まだ午後2時だというのに、夕暮れのような寂しさに、思いっきり泣いた後のような
そんな気持ちが、この心をいたずらに乱してしまうようです
不意にパタパタとスズメたちが、見知らぬ家の玄関先の
あなたの陽だまりに集まってきました。
なんだろうってとても不思議に思っていたら
そこに何かエサのようなものがまかれてあったのですね。
あんなやさしい気持ちもあなたが、差し向けたものなのですか?
スズメたちは、それを感謝している訳ではないのでしょうけど
それを見ていた僕のほうが、何かに感謝したくなりました
ありがとう・・・
あなたには、この言葉がよく似合います。
もしかしたら、その言葉そのものが、あなたかもしれない
なんて、そんなあたたかな冬の昼下がりでした
親愛なる風の人へ
それではまた、手紙を書きます
心から、ありがとう
2011 11/25 18:45
Category : 日記
今、帰って来ました
いつもの事だけどね
明かりのついてない部屋を見ながら
きみが生きていた頃は、帰るのが
あんなに楽しかったのにね
きみはいつも玄関を開けると
お仕事お疲れさまて、いつも言ってくれたね
疲れなんか、皆忘れてしまうんだ
きみのやさしい言葉でね
そしてやさしい笑顔でね
あんなに幸せだったのに・・・
ごめんね
又、弱音言っちゃったね
きみの声が聞きたいな
聞きたいよ・・
お仏壇のきみはいつも笑っているね
たまには怒った顔も見たいよ
僕の声聞こえましたか・・・・
2011 11/19 00:30
Category : 日記
世界中の涙が泣いてるような夜は
どうかきみの声を聞かせて
もしもきみも哀しくて どうにも声にならなくても
ちゃんと僕はきみに きみに必ず微笑むから
子供の頃のように 待ち遠しい明日が来るといいね
ためらうことなく その手を伸ばして
抱きしめられたらいいね
たぶん僕らは ひとりでいることに なれてしまったから
誰かのぬくもりが 優しさだと 気づかなくなったのだろう
世界中の涙が泣いてるような夜は
きみの声を どうか聞かせて
僕はきみを抱きしめて そのぬくもりを思い出すから
きっと 思い出すから
2011 11/12 20:12
Category : 日記
どんなにダメな自分であっても
もう一度 子供の頃の夢を見よう
どんなに今が違っても
あの頃の笑顔に戻れるように
どんなにダメな自分であっても
もう一度 夢を見よう
どんなに今が違っても
夢はいつも いつも
先に必ずあるから