2004年07月の記事
2004 07/30 19:16
Category : 日常詩
茜色
雲を遮る
蝉しぐれ
網戸にも
とまれる蝉の
超音波
せわしなき
蝉のはらわた
猫が喰う
暑きにも
涼しき音にも
聴く勝手
出るべきを
早まったかと
鳴かず蝉
寿命とは
土中七年
外七日
長きととるか
儚きとすか
雲を遮る
蝉しぐれ
網戸にも
とまれる蝉の
超音波
せわしなき
蝉のはらわた
猫が喰う
暑きにも
涼しき音にも
聴く勝手
出るべきを
早まったかと
鳴かず蝉
寿命とは
土中七年
外七日
長きととるか
儚きとすか
2004 07/27 17:01
Category : 日常詩
裸足で駆けていく
太陽は
自分のものだと言わんばかりに
夏のこども
コントローラー抱えて
時間は
自分のものだと主張し
夏のこども
空腹と孤独をまといながら
仲間は
自分の家族だと言い放つ
夏のこども
大人は夏の暑さを呪い
時間の足りなさをうめき
護る方法の選択を間違える
季節がめぐるのと同じく
夏のこどもはおとなになる
太陽は
自分のものだと言わんばかりに
夏のこども
コントローラー抱えて
時間は
自分のものだと主張し
夏のこども
空腹と孤独をまといながら
仲間は
自分の家族だと言い放つ
夏のこども
大人は夏の暑さを呪い
時間の足りなさをうめき
護る方法の選択を間違える
季節がめぐるのと同じく
夏のこどもはおとなになる
2004 07/21 20:45
Category : 習作
若き日を偲ぶ
その一 若かりし時を思う
その二 若い時をたずねる
その三 青き日々を綴る
その四 未熟な体験を公開する
・・・だんだん、意味が違ってきているような(^^;
その一 若かりし時を思う
その二 若い時をたずねる
その三 青き日々を綴る
その四 未熟な体験を公開する
・・・だんだん、意味が違ってきているような(^^;
2004 07/17 11:35
Category : 日常詩
はめ殺しの高窓から
夏の光が差し込む踊り場
階段の最上段にすわり
白い壁紙に映りこんだ
揺れる影を追う
何もない空白の時間を
膝の上に広げた書物で埋める
自室の夫の気配と
階下の家人の雑音をBGMに
夏の光が差し込む踊り場
階段の最上段にすわり
白い壁紙に映りこんだ
揺れる影を追う
何もない空白の時間を
膝の上に広げた書物で埋める
自室の夫の気配と
階下の家人の雑音をBGMに
2004 07/02 21:38
Category : 日常詩
玄関先の階段に腰掛け
枝豆をむしり取る
ブチッ ブチッ ブチッ
夕暮れは足早に
闇を手招きし
紫色の花が青を増す
ブチッ ブチッ ブチッ
たまに蚊を叩き
ふっくらと実った莢を
枝からむしる
身のうちにできたポリープを
かきむしるように
かきとって、笊に入れる
ブチッ ブチッ ブチッ
闇が背中に迫る
(枝豆は、朝取りが一番うまい! 夕方だと
枝から取ってる間、蚊が飛んできてかゆいのよ)
枝豆をむしり取る
ブチッ ブチッ ブチッ
夕暮れは足早に
闇を手招きし
紫色の花が青を増す
ブチッ ブチッ ブチッ
たまに蚊を叩き
ふっくらと実った莢を
枝からむしる
身のうちにできたポリープを
かきむしるように
かきとって、笊に入れる
ブチッ ブチッ ブチッ
闇が背中に迫る
(枝豆は、朝取りが一番うまい! 夕方だと
枝から取ってる間、蚊が飛んできてかゆいのよ)