昨日付けの新聞になりますが。。。
 心をひらく介護の言葉 こんなこともできないの→ありがとう。助かったわ。

 と題して、介護をする人の発する言葉が、知らず知らずのうちにお年寄りの心を傷つけてしまうことがあります。思いやりのある言葉に言い換えれば、介護される人の心も開き、良いコミュニケーションが生まれるはず。介護する人が言ってはいけない言葉と、その言い換えのアイデアを紹介しましょう。

 はなさん(83)は、肉屋を営んでいる長男夫婦と同居していましたが、店が忙しいため、日中は一人で部屋に閉じこもって、テレビを見たり、自分のたんすの生理をしたりして時間をつぶし、夕食後、茶碗を洗うのが日課であり役目dした。

 でも、次第にボケ症状が始まり、食べかすがのこっていても気づかないなど、茶わん洗いもうまくできなくなりました。

 綺麗好きな嫁の明子さんは毎回注意しながら一緒に洗い物をするのですが、一向に覚えてくれないことにイライラし、あるとき、おしゅうとめさんに「こんなこともできないの」と言ってしまったのです。

 はなさんは、今までやれていたことができなくなってきたことで不安で仕方がなかったのですが、嫁の一言でひどく落ち込んでしまいました。元気なときのはなさんにとっては「茶わんを洗う」のはなんでもなかったことですが、痴呆が始まったいま、はなさんには能力を超えた難しいことだったのです。

 痴呆でなくても能力には個人差があります。自分と比較して、あるいは一般の人とひかくして「こんなこともできないの」と言うのは、あからさまに能力がないと指摘しているようなもので、心を傷つけてしまいます。

 はなさんのような場合、そのときは納得いかなくても「ありがとう。助かったわ」と言っておいて、あとでそっと洗い直せば済むことではないでしょうか。

 よねやま・としこ 生き生き介護の会理事長=元特別養護老人ホーム施設長。特定非営利活動法人「生き生き介護の会」で福祉事業に携わる傍ら講演などでより良い介護のあり方を提言している。同会�рO42・778・4863

 と、紹介されていました。後でそっと洗う。。。なかなか出来ないことですよね。
結局仕事が増えるみたいで。でも、ここは一つ我慢して「ありがとう」と言えたらどんなに素晴らしいでしょうね。