イラク・シュメール文明。。。
 世界最古の都市遺跡守れ『盗掘が横行、陸自警備へ』。。。と題して、今日の地元紙に。。。

 世界最古の都市国家でしられるイラク南部のシュメール文明の遺跡群に対する盗掘が続くため、日本政府がパトロール車両の提供を含む遺跡警備の支援計画を具体的に進めていることが16日、分かった。

 日本による給水や医療支援だけでなく、文化財保護でもイラク人の心をとらえるのが狙いのようだ。陸上自衛隊派遣先のサマワ郊外にあり、メソポタミア神話「ギルカメシュ叙事詩」の舞台で有名なウルク遺跡(紀元前3000年ごろ)などが対象になる。

 政府関係者によると、イラクへの日本の無償援助約60万ドルを使い、ユネスコを通じ、遺跡巡回の警備車両や機材の提供、盗掘の調査に充てることを検討している。

 フセイン政権崩壊後、イラク国内の古代遺跡の盗掘が相次いでいるが、内外の考古学者が治安への不安から発掘現場に戻れず被害の全体像がつかめないのが問題になっている。。。

 昨年6月から7月にかけ、日本の考古学者を含むユネスコの調査団が現地に派遣され、一部の古代遺跡が荒らされているのが確認された。

 サマワ市の東約30キロのウルク遺跡では大きな被害はないが、現地の管理人が「墳墓を荒らそうとしたグループがいたため、近くのオランダ軍に通報した」と話すなど、未遂ケースがあったことを認めている。

 国士舘大学イラク古代文化研究所の松本健教授は「ウルクなど世界遺産の候補として挙げられる遺跡が現地にはたくさんある。早急な防止策がのぞましい」と話している。

 政府は博物館の修復などに百万ドル、パトカーの無償提供に約二千八百万ドルの拠出を決めたが、今回はこれらと別枠。。。

 ↑は地元紙からの引用です。