大騒動。。。
 実家の父は肺気腫という病気を患っている。昨年7月1日に入院して、3日には子宮とお別れする手術をした、その同じ病院へ、今度は8月に父が突然入院することになって、本当に驚いてしまった。

 肺にドリルで穴を開けて管を通し、肺に溜まった悪い血を出してしまうという手当てを施されて、現在は在宅酸素の身の上。
82歳になる父は、辛うじて車の運転が出来る程度。

 洲本市にある、眼科医院へ通院している母を、最寄のバス停まで送り迎えするのが関の山だけれど、そのことが私たちきょうだいには大きな救いになっていた。

 実家で父を乗せて病院へ行くつもりが、
うっかりしていて、左折のところを私がいつも家へ帰る道通りに直進してしまった。
で、「ウッカリしたね。」と父に言うと、
父も「銀行へ行きたかったから丁度良かった」などとのたまう。で、一路銀行へ。ところが、父は印鑑を持ち合わせてないと言う。そんな馬鹿な。。。キャッシュカードも無いというし。それでは引き出すことなど出来ない。。。それなのに、父はおろせる。と言ってきかない。エッ?一体父はどうなってしまったの?って驚くばかり。父を乗せて今度は病院へ。最近は食欲が無いと言う父は、身長が175�pもあるのに、まるでガリガリ。。。娘の私が見ても驚くぐらいに骨と皮になっている。。。食欲が無いと言って何も受け付けないみたいで、その成れの果てがこの姿。。。確かに肺に病気を持っているのだから、息も絶え絶えとはこのこと。呼吸が出来ないのだから、酸素が全身に行き渡らない。脳だっておかしくなるというもの。父を病院へ預けておいて、その間にまた実家へ戻って印鑑を。もう一度銀行へ戻って引き出しは案外スムーズに出来た。やれやれ。実は昨日母に頼まれて定期預金の解約をしに行ったら、やれ免許証を見せろなどと、やいのやいのと言われてしまったのでウンザリだった。実家の名前と婚家の名前は違うから尚更ややこしいことに。。。そんないきさつがあったから、今日みたいにスムーズに出るとは思いもよらなかった。ま、事情を聞けば無理からぬことだった。最近、人の預貯金を勝手に引き出すドロボーが多いらしい。だから、警戒するのも無理はないとのこと。
なるほど。。。これからは戸籍抄本持参で金融機関へ行かねばなるまい。

 銀行から、一旦実家へ戻って時間を見て今度は父を迎えに病院へ。で、実家へ戻ると。。。父は私の車からなかなか降りようとしない。動けないと言う。今、点滴をうけたばかりなのに、どうして?って私は頭をひねるばかり。酸素が欠乏していたみたいで、動くに動けないといった有様。何とか家の中へ連れ込んで、さぁ、大変!今度は、酸素吸入器の調子がどうもおかしい。
慌てた、慌てたってもう。。。酸素が全く出ていないのだから。で、慌てて酸素吸入器を扱っている会社へ連絡すると、今明石市にいて、急いで向かっても夕方になる。なんて言われて。。。どうなるのかと思いましたよ。これで命取りになったらどうしよう。。。って真剣に悩みました。携帯用の酸素吸入器もあるにはあるけれど、使い方などまるでわからない。仕方無く、いつも相談に乗って貰っている、薬剤師さんに相談して、携帯用の酸素を分けて頂くことに。でも、実際父にはきつ過ぎた。

 片肺で、しかも肺気腫などという病気の父には、酸素量は勿論決められている。で、結局メンテナンスの人が来てくださるのを待つしかない!ということに。

 結果は、機械には全く異常が無くて、ただ、鼻につける部分の管がよれていただけの話。。。あんなに見たのにわからないなんて。情け無くなって来た。。。

 気にはなりつつも、仕事があるもので、私も時間的に限りがあって、出勤タイムに。で、仕事の帰りに実家へ寄って、メンテのことを聞かされた次第。慌てて奔走したのは何だったんだろう。でも、まぁ、メンテナンスのお陰で安心していられる。

 結局、銀行へ二回、病院へも二回。携帯用の酸素を買いに一回。。。バタバタと動き回ってしまっただけ。

 お陰様で父も安心して、酸素吸入器が使えるとあって、顔にも赤みが差して来ていた。やれやれ。

 人間、呼吸が出来ないと、やはり酸素量というのが絶対に不足してしまう。で、結局脳にも酸素が行き渡らなくて、これが厄介なことになってしまう。

 印鑑も無しに、どうして引き出せるなどと言い出したのか、不安が募るばかり。

 ま、何はともあれ父の容態も安定したみたいで、やれやれというところです。

 たくさんの人に来て頂いてBBSにカキコして頂きましたのに、コーラスの練習からもどって、ちょっと一休みして、お風呂から今上がった所。。。もう、休まないとマズイ時間になってしまって。。。

 昨日の朝に来て頂いた人のレスもまだなのに、毎日、毎日情け無い管理人で、本当に申し訳ありません。今日のところはこれでお休みさせて頂きます。

 お陰様で父のことは安定しました。他事乍ら皆様どうぞご安心ください。