さよならごんちゃん
早朝より風雨激しい中、
カルチャーセンターに、一日体験に出かける。
ちょうど人数も少なくて、じっくり講評が聞けてよかった。

私はその場で、頭に浮かんだのを思い切って提出してみた。
講師は、「言葉のお遊びだから気楽に」と仰るのを真に受けた。
まぁ・・
初めてだったので、選んでいただけました。
でも、「点数は問題じゃない・」と言う意見も気に入ったし納得する。

次回のテーマを出してほしいと言うので、
壁にぶち当たってる私は即座に「壁」と答えた。

これで一日体験のはずが・・・
次回も来なければならない羽目になった・・。

帰宅したら「Gちゃんが、亡くなった」と伝言があった。
すぐに、庭のアネモネと忘れな草と、ヒヤシンスをありったけ切ってGちゃんのおばあちゃんの家に走った。
涙が止まらなかった。
ちょうど、車が来て運ぶ所で、間に合った!

Gちゃんは、ムク犬の雑種で、太郎のワンコ友達だ。

おばあちゃんのドラえもんポケットからは、
いつも犬用のビスケットが出てきたものでした。

二、三日前から食欲がなかったことは知っていた。

おばあちゃんの腕の中で、眠るように息を引き取ったそうだ。

穏やかな顔で、まるで眠っているみたいだった。
花と折り鶴が柩の箱に添えてあった。

おばあちゃんの目は真っ赤だった。

私も花を添えてあげられて、
柩を車まで運んであげられてよかった。

「さよならごんちゃん、太郎とたくさん遊んでくれてありがとね」