「山車が行く」
<<日本>>--川越--


川越祭りの主役、煌びやかな山車が、爽やかな秋空の中を、車輪を軋ませながら進んで行く。

10月21~22日は年に一度の川越祭りの日である。

毎年この日が来ると、私は血が騒ぎじっとして居られなくなって出掛けるのが恒例となっている。

今年はこの二日間とも晴天に恵まれ、人出も半端ではなく、もみくちゃにされながらの祭り見物であった。

この山車は古くから伝わる元町の山車であり、上に乗る等身大の人形は牛若丸である。

背景の白亜の殿堂は、大正7年に建造された旧国立85銀行の建物であり、今でも埼玉りそな銀行の社屋として現役で活躍しているのである。