2016年06月の記事


「綺麗なロビー」
<<日本>>--川越--


朝7時の医大病院のロビーの光景。

流石に早朝のロビーは、まだ人影がまばらである。

こんな早い時間に、院内をうろついているのは、入院患者や急患で入院した患者の、付き添いをする家族くらいだろうか。

この病院の院内には、世界の有名画家の模写や、此処の病院の患者や関係者が描いた、絵や写真などが沢山掲示されていて、それらの作品を鑑賞するだけでも、飽きることが無い。

私の隣りに長期入院しているOさんと、リハビリを兼ねて早朝から院内や外の空気を吸うために、良く歩行サポート用歩行器であちこち歩き回ったものである。

そのOさんは今月29日に4度目の手術をするとの事であり、最後の手段として、腰骨に腰をサポートするボルトを入れる手術をするのだという。


院内の色々な情報を教えてくれた、嘗て自衛隊上がりの65才の彼の手術の成功を、心から祈りたい。

この病院には、遠方の急患を輸送するドクターヘリの格納庫が有り、時々発着するドクターヘリを彼と共に眺めたものである。

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「病棟からの眺め」
<<日本>>--川越--


6階の整形外科病棟の待合室から眺める、関東平野の景観。

三週間の入院生活は時として退屈であり、持参した携帯電話のカメラで暇潰しに撮影した朝の光景である。

田園地帯に開発された、朝日に輝く住宅街の遠方には、秩父連山が連なっている。

10階建ての病院の窓際全体には、鳩などの糞による鳥害を防ぐためにネットが張られており、ちょっと邪魔な感じがする。

入院手術をする前の週一のブロック注射の治療には、自宅から病院まで27分間の車による通院を実施していたが、今にして思えば懐かしい感じがする。

夜明けが早いこの時期、私が寝ている窓際のベットからは、4時になると明るさが増して来る外の景色が目覚めを促してくれて、自然に眠りから目覚める事が出来たのが有難かった。


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「快適だった入院生活」
<<日本>>--川越--


先ずもってここ三週間、ページのメンテナンスが出来なかった事をお詫びしたい。

無事昨日腰部脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの手術入院を経て、帰宅した次第です。

流石に外科の手術は内科の病気と違い、手術後翌日からまだ切除箇所の背中が痛いにも拘らず、リハビリを開始するのにはいささか閉口した。

幸い病室は8人部屋の大部屋であったが、窓際の関東平野や秩父連山が一望出来る、すばらしい景観の居所を支給され、満足の行く入院生活を送る事が出来た。

同じ窓際の隣りのベットに4ヶ月も入院している、牢名主然とした患者のO氏とは気が合い、暇を見ては病院内での様々な知識を教授して貰い、四方山話に花を咲かせた。


私には特別に医大三年生の20才のFさんが、看護士実習生として付き添いをされ、実にこまめに面倒を見てくれて、若くて明るく純粋な対応に、孫のような気持ちで接する事が出来、入院生活を一層楽しいものにして貰った次第である。

彼女の話で驚いたのは、神経外科の実習の時、90才の男性の面倒を見ていた際、見舞いに来た知人に、彼女を妻ですと紹介されてびっくりしたとの事、こんな若い女性を妻だと思い込んでいる恍惚の御仁は、ある意味幸せだなと思ったものである。

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「夜店」
<<ベトナム>>--ハノイ--


ハノイの裏通りで、夜店を張る夕暮れ時の光景。

ホテルに着いて先ず相棒と、夜の寝酒を売る店を探しに裏通りに出た。

こんな裏通りでもバイクや車の交通量が多く、歩道を渡るにも一苦労する。

こんな小さな夜店で、たこ焼きらしきものを売っている女性の姿を見付け、夕暮れ時の店の裸電球の灯りが何とも郷愁を誘い、一枚撮った。

近くにアルコール専門店は無く、小さな雑貨屋に数本のお酒が並べられているのを見て、店に入った。


年老いた店番をする親爺に、ウイスキーは無いかと聞いたら、ごそごそと二階に上がって行った。

やがて埃だらけになったウイスキーの壜を持って来て、雑巾で拭いて見せたが、他に店も見当たらず、結局止むを得ずその得体の知れないウィスキーを買ってきて飲む羽目となったのである。

その味は如何かと言うと、長年寝かされていたお酒なのか結構いける味であった。

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「街中へ」
<<ベトナム>>--ハノイ--


ベトナムの首都ハノイの街の光景。

我々の乗るバスは、ハノイの街の中心部へと入って来た。

さすが首都とあって、街の様子はホーチミン市と変らないくらいバイクや車など、かなりの混雑を呈してきた。

ご覧のように街の旧市街は、整然とした西欧調の家が立ち並ぶ新市街とは対照的に、混然とした古い家並みが続いている。

その様子は、地震が来たら大変だろうと思われるくらい階上に建て増しした家屋が多く、一階は様々な商店が軒を連ねているといった感じである。


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