「レゴン・ラッサム」
<<インドネシア>>--バリ島--


いよいよ待望のバリ古典舞踊、レゴン・ラッサムが始まった。

この物語は、インドネシアの古典「バンジ物語」に由来するのだが、最初に登場するのが、真紅の衣装を着けたチョンドンと言う宮廷女官の踊りである。

ある国のラッサム王が、隣国のランケサリ妃に恋をしたが、敵国同士であるために、チョンドン女官が二人の仲を裂こうとして、必死に二人の道行きを止める様をこの場面では表現している。

ラッサム王とランケサリ妃は、全く同じ衣装であり、見分けが付かないくらいである。

若い十代の女性3人が踊るのが通例であるが、差し詰めインドネシア版、ロミオとジュリエットと言った所であろうか。