「大雁塔」
<<中国>>--西安--


西安の南門から4キロの所に有る大雁塔の威容。

西遊記で有名な三蔵法師が、インドから持ち帰ったサンスクリット語の経典の翻訳と保存のために造られた塔である。

この塔の中には、膨大な経典が収容されており、高さ64メートルの七層の塔の最上階まで登ることが出来ると言う。

各層に有る小窓からは、外を眺める事が出来るとの事だが、残念ながら時間の関係で登ることは出来なかった。

西遊記は架空の物語だが、三蔵法師は実在の人物であり、遠くシルクロードを数年掛けて行脚したことで知られている。

まだ交通手段が、馬や駱駝の時代に、数年掛けて遠く天山山脈を越え、シルクロードを西の果てまで旅することは、筆舌に尽くし難い苦難の連続であったことだろう。

強い仏への信念と体力が無ければ、とても実現出来ない偉業である