「ハッスルする孫」
<<日本>>--松江--


割烹利休の部屋の中の欄干に掴まって、外の景色を眺める孫娘の姿。

ようやく掴まり立ちの出来る様になった孫は、一人で此処まで這って行って欄干に掴まり、アーアーと奇声を発しながら外を指差して、大ハッスルであった。

何に興味を持ったのか分からぬが、欄干に掴まって、足腰を伸ばしたり縮めたりする姿は、お年寄りがリハビリをする姿に良く似ていて、一同大笑いであった。

多分夜景の中の、橋の上を行き来する、車のライトの光跡が綺麗なので、それに興味を持ったのではないかと、思ったのであった。

子供の成長は日進月歩であり、ちょっと見ないと新しい事をすぐに覚え、その脳細胞の発達振りに驚かされたり、羨ましく思ったりするものである。