2011年10月の記事


「ホテル前景」
<<中国>>--西安--


西安で二連泊したホテルの、正面玄関前の光景。

此処のホテルは、2年前まで欧米系ホテルチェーンのハイアット・ホテルであったが、今は中国の国際ホテルとなっている。

作りはちょっと変わっていて、中央の青いガラスの部分は、内部に入るとずっと上まで吹き抜けになっており、両脇のビルが客室であり、部屋がぐるりと吹き抜けを囲んでいる。

エレベーターで上がっていくと、吹き抜けの下の様子が、ガラス張りのエレベーターから見下す事が出来る。

ちょっとスリルがある光景で、高所恐怖症の人は、下の見えない他のエレベーターに乗った方が良いかもしれない。

ホテルの外観より、内部の方が凝った造りになっている、と言った感じである。

旅の快適さは、ホテルライフがかなりのウェイトを占めて言っているといっても良く、その点では、西安、北京共に、ホテルは満足の行くものであった。
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「コックさん」
<<中国>>--西安--


手際良く、スクランブルエッグを作ってくれる、二人のコックさん。

二人の背後には、別のコックさんが麺類を料理している姿が見える。

大きなホテルだと、バイキング料理であっても、その場で作りたての料理を調理してくれるコックさんが居る。

此処のホテルでは、珍しく二人のコックさんが居た。

しかも一人は若い女性である。

客の希望に応じて、具材を入れてくれるから、自分好みのスクランブルエッグが出来上がる。

現地ガイドの高さんの話だと、最近の中国では、圧倒的に女性の方が強いのだと言う。

日本ではどうですかと言う彼の問いに対して、男性ツアー客の一人が日本でも同じだと答えたが、中国の女性の強さは半端ではなく、全て女性の指示で男性は行動するのだと言う。

それを聞いていて、何だか高さん自身の夫婦関係を想像して、思わず相棒と顔を見合わせて笑ったものである。
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「ホテルでの朝食」
<<中国>>--西安--


西安のホテルでの朝食風景。

このホテルは2年前まで西洋のハイアット・ホテルであったのを、世界第二位の経済大国になった中国企業が買収ししただけあって、5つ星の豪華ホテルである。

今回のツアーが、「デラックスホテルに泊まる西安・北京の歴史を巡る旅」と銘打っているだけあって。ホテルライフは満足の行くものであった。

とは言うものの、ホテルに着いたのが夜中の2時半であり、それから相棒と祝杯を挙げ、寝たのが3時半、起床が5時半だったから、流石に2時間だけの睡眠では食欲が無かった。

しかも極上ウイスキーの口当たりの良さについ飲み過ぎてしまい、二日酔い気味であった。

幸いホテルのバイキングは、野菜料理がふんだんで、胃にもたれることなく、結構美味しく食べることが出来た。

何と言っても、同じホテルに二連泊するのが有難く、必要最小限の手荷物だけで、観光に出発出来たのは何よりであった。
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「深夜の西安空港」
<<中国>>--西安--


夜中の12:30分頃の西安空港内の光景。

夕方5時に成田を発ち、上海でトランジットをし、西安空港に着いたのは日本時間で12時を廻っていた。

嘗てはJALが、西安までの直行便を飛ばしていたが、経営危機で多くの国際、国内線を廃止したため、全ては上海経由となってしまったのだ。

流石にトランジットを含め、7時間半のフライトはかなりしんどい。

更に空港からホテルにバスで向かい、ホテルの部屋に着いたのは翌日の深夜2時であった。

部屋で相棒と、他の旅仲間が差し入れてくれた、極上のスコッチウィスキーで無事到着の祝杯を挙げ、床に就いたのが3時近く、起床は5:30分だから、ほんの仮眠程度となってしまった。

昼間の西安空港は、さぞ人間でごった返している事だろうが、流石に深夜ではご覧のような静けさであった。
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「夕焼けの成田空港」
<<日本>>--成田--


中国出発の日、機上から見る成田空港は、幻想的な夕焼けに染まったいた。

今回の旅行は19日夕方の出発であり、帰国は昨晩の深夜となった。

使用機は中国東方航空、北京でトランジットをし、初日は始皇帝稜や兵馬俑のある西安に向かうのである。

西安は昔の長安であり、城壁に囲まれた広大な西安市は、嘗ての中国を色濃く残す城郭都市であった。

中国5000年の歴史を辿る歴史探訪の旅は、現地ガイドの粋な計らいにより、短期間であるにも拘らず、満足の行く旅であった。

さて、スペインシリーズもまだ途中であり、どんな旅日記にしたら良いか迷う所であるが、一週間単位で、中国とスペインの両国を載せて見たいと思う。

それによって、東洋と西洋のお国事情の違いも比較出来るのではないかと思って…
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「ある情景」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


レストラン中庭の白壁に、見事に描かれていた絵画。

まるでシルエットのような、ドン・キホーテと彼の従者サンチョ・パンサの絵である。

よぼよぼのロバに跨ったこの二人の物語は、セルバンテスの小説として、あまりにも有名である。

世の中を風刺したこの小説は、世界のあちこちの劇場で公演され、日本でも松本幸四郎、松たか子の主演でロングランを続けた。

痩せっぽちで長身のドン・キホーテと、太っちょで小男のサンチョ・パンサは、彫刻で見るより、この絵の方がリアルに感じた。

さて私は、暫く日本を留守にするが、帰国後はまた、宜しくご交誼のほどをお願いしたい。
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「ランチ後の散策」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


食事を摂った後の休憩時間で、このレストランの周りを、ぶらぶらと写真を撮って歩いた。

眩い昼下がりの家の周りは、綺麗に飾られた花々が生き生きとしていて、とても気持ちが良い。

レストランの入口も、頑丈な木の扉で、昔納屋だった名残りが残っていて、如何にも田舎屋といった雰囲気である。

丁度ツアーメンバーの一人が、扉を開けて出て来た所を狙った。

綺麗な若い女性だったら、画面も一層引き立っただろうが、我が侭は言えないだろう。

細身の鉄板で出来たドン・キホーテが、愛嬌を振り撒いていた。
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「メインディシュ」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


前菜などの後に出てきたのが、この田舎料理である。

名付けて、カスティーリャ風ニンニクスープとの事であった。

ニンニクの丸ごとや、イベリコブタ、野菜を団子状に丸めて衣を付けて揚げた物などが煮込んである料理だが、サフランで炊き上げたご飯に良く合い、結構美味しかった。

色々な料理が沢山出て来る訳で無し、私には丁度良いランチであった。

デザートは、ラ・マンチャ地方特産の甘くて水分たっぷりのオレンジと、アイスクリームであった。
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「先ずは一杯」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


矢張り真夏のスペインでは、レストランに着くと、喉を潤したくなる。

気侭な相棒との旅だと、必ず食事の前に一杯やりたくなる。

欲張って地元のワインと、ビールを注文した。

傑作なのは、ワインを飲むにしても、ワイングラスは出て来ず、テーブルに置いてあるコップで飲む羽目になるのである。

この辺が、正式なレストランでなく、田舎の食事処と言った感じである事だ。

つまみらしき物もなく、出て来たパンを齧りながら、飲むと言った具合である。

ワインはかなり酸味が強く、濃厚な味がしたが、逆にラクビーの絵が描いてある缶ビールは、さっぱりとしていて、水代わりに飲むのには丁度良かった。
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「レストラン中庭②」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


レストランの木戸を潜と、ご覧のような中庭が有る。

正面の平屋の中がレストランとなっている。

入口では、此処の経営者の娘らしい若い女性が、我々を迎えてくれる。

中庭の真ん中に、松ノ木のような大きな木が有り、これが涼しげな木陰を作っている。

左側の増設した白い建物は、この店の家族が住んでいる所なのか、それともプチホテルの部屋も有るのだろうか。

此処にも、ドンキ・ホーテの置物が、スペイン国旗を握って我々を迎えていた。
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「レストラン入口」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


話は前後するが、前出の甕が置いてある中庭は、この木戸を潜った左に有る。

白壁で囲まれたレストランは、昔の日本の農家の入口に似ている。

但し、白壁や青い原色の門などは、如何にも太陽の国スペインといった雰囲気である。

更にこの入口の手前には、外庭が広がっていて、その先には遠くまで見渡せる畑が続いている。

その様子は、後日載せる事とするが、此処でもドン・キホーテの里だけあって、彼らに纏わる様々な絵や彫刻が、あちこちに見掛けることが出来るのだ。

入口の手前の緑の木々が、涼しげな感じを醸していた。

さてこれから入口を潜って、レストランの中庭へと入って行く事としよう。
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「レストラン中庭」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


向かって左のレストランの木戸を潜ると、直ぐに大きな甕が有るのに気付いた。

何ともアンティックな雰囲気の中庭である。

それらは白一色の壁と青い空の中に、ひっそりと太陽に照らされて置かれていて、何とも心地良い。

このレストランは、嘗て農家だった家を、家族でレストランに改築した雰囲気が有る。

レストランで働く従業員も、老夫婦に若夫婦、そして息子や娘達といった家族的な雰囲気がする。

レストランの中は、納屋を改造したと言った感じで、極めて質素な食堂を思わせる店内であったが、中庭とそれを取り囲む家屋が実にムードが有り、昔のスペインの農家を髣髴とさせる佇まいであった。

田舎料理もさることながら、先ずは中庭の雰囲気をご覧頂こうと思う。
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「小さなお店」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


静かな村の交差点の角に、小さなお店が有った。

壁に描かれた、ドン・キホーテと彼の従者サンチョ・パンサの絵が可愛らしい。

どうやらこの店は、何でも屋らしく食料品から雑貨まで扱っているようである。

入口の脇に、コーラが1ユーロと手描きの看板が置いてあるから、大体日本円で150円くらいだから、日本とあまり変わらないであろう。

私は食事の後の自由時間で、この店に入り、土産用の地元の特産であるオリーブオイルを買った。

小さな壜に10個パックで入っているから、小分けにして、ちょっとしたお土産に良さそうである。

店の親父はあまり愛想は良くないが、実直そうで好感が持てた。

店の中には、近所の人らしいおじさんが居て、店主と雑談に余念が無かった。
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「静かな村」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


グラナダへ向かう途中、ランチを摂るために立ち寄った、小さな村の静かな佇まい。

此処でのランチは、ドンキホーテ・メニューとカスティーリャ風にんにくスープである。

ほとんど観光客の来ない村の通りには、小さな教会が有り、地元の人の姿を時々見掛けるだけである。

私はこんな観光化されていない、地方色が豊かな静かな村が好きである。

これから向かうレストランは、レストランといっても家族だけで経営しているような、小さな店である。

白壁で仕切られた木戸を潜ると、花が一杯咲き乱れた庭と、昔使っていたような馬車の荷車などが置いてある中庭が広がっている。

ドンキホーテにちなんだ置物や絵が、村のあちこちに有るのも、お伽の国のようで楽しかった。
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「巨大な広告」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


レストランに向かう途中で見掛けた、巨大な牛の看板。

ラ・マンチャ地方を走っていると、山の上や畑の中に、この様な大きな牛の看板を所々で見かける。

流石スペイン、闘牛の盛んな国だけあって、この牛の看板の有る場所には、闘牛用の牛を放牧して育てている所が多いのである。

食べるための牛肉用の牛を育てているのではなく、闘牛用というから恐れ入る。

オーストラリアの捕鯨禁止団体、シーシェパードのような、動物愛護団体はこの国には居ないのだろうか。

スペインでは、闘牛士である、トレアドールやマタドール(最高位の闘牛士)に成る事が、男性の憧れの的であると聞く。
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「風車よさらば」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


この丘の上での風車の見える光景も、これが最後の一枚となった。

最後に相応しく、人の居ない静かな4連の風車だけの情景にした。

紀行物のBSチャンネルのテレビで、ラ・マンチャ地方の風景を特集した番組の録画映像を見て、気付いた事が有る。

矢張り此処の風車は、後ろに有る棒を移動することにより、屋根ごと向きを変えられることが分かった。

そしてこれらの風車が、劣化して機能を無くす事を防ぐため、街の風車保存会のメンバーが、毎週月曜日に風車に帆を付けて回し、粉を挽く作業を実施している事である。

さてこの後は、ランチを食べにある農園の中にあるレストランへと向かうのだが、このスペイン旅行の中で、私が一番素朴でムードの有るレストランだなと感じた場所だったので、乞うご期待と言う所だろうか。
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「風車の見える街」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


丘の上の風車は、右下に見えるコンスェグラの街の、何処からでも見ることが出来る。

毎日この風車たちを眺めて暮らす街の人々は、この風車が街のシンボルであり、これらが有る限り、安心して一日を送ることが出来るのであろう。

こうして見ると、街と風車の位置関係が良く分かると思う。

此処に辿り着くには、この細い道しかないから、観光バスが二台すれ違うことは不可能である。

それに街の中のメイン通も、観光バスが一台やっと通れるくらいの道幅しかないから、それぞれのバスの運転手は、携帯で連絡を取り合いながら、すれ違うことの出来る場所で待機する事となる。

それにしても、こんな平野の真ん中に、此処だけ小高い丘があるのだから、風車の設置には絶好の場所である事は間違いないだろう。
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「三つの風車」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


最初遠くの麓から見た時は、この丘の上には4つの風車が有るように思えたが、実際には丘に上がってみて、6つの風車が並んでいたのに気付いた。

これはその内の3つだが、真っ青な空に白い風車小屋は、じっと見ていると目が痛くなるほどの輝度で、鮮やかである。

良く見ると、手前の風車だけが後方の風車の方向と異なり、こちらを向いている。

前にこれらの風車は風向きに合わせて、方向を変えられると言ったが、風車の後ろに有る棒を動かすと向きが変えられるのである。

どうやらその方法は、風車の羽根だけ変えるのではなく、上部の三角屋根全体が回転するようだという事を見ていて分かった。
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「増えた観光客」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


最初此処を訪れた時は、我々ツアーメンバーだけであったが、次々とバスや車がやって来た。

新たにやって来たのは、欧米人を乗せた観光バスであった。

しかし彼等は、思い思いに静かに風車小屋や、周りの景色を鑑賞したり写真を撮るだけで、好感が持てた。

海外旅行に行かれた方はお分かりだろうが、これが中国人や韓国人の団体だと、実に賑やかで大声で歓声を挙げたり、喋り捲るので実にうるさいのである。

お国柄と言ってしまえばそれまでだが、私はどちらかと言うと、エチケットを守り、静かに観光地を鑑賞する方が好きである。
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「再度登場」
<<スペイン>>--ラ・マンチャ地方--


今度は風車を中心に、私は点景として撮影してもらった。

風が強いので、方向を変えると頭の毛をいくら撫で付けても、直ぐにぼさぼさになる。

最も風の無い場所に風車を作っても、意味がないから、此処は静かな日でも絶えず風が有るのであろう。

此処を訪れた時は、我々ツアーメンバーだけがこの場所に居たが、やがて欧米人を乗せたバスが到着し、この後急に賑やかになるのであった。

私はこの様に絶えずビデオカメラを手から離さないから、皆に良く根気よく撮っているなと、感心されるのである。
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