2011年08月の記事


「ギタリスト」
<<スペイン>>--マドリッド--


プラド美術館の前で、クラシックギターを演奏する、初老のギタリストの姿。

演奏している曲は、クラシックギターでは有名な「アルハンブラの思い出」であった。

私も何度か挑戦した難曲であり、特にトレモロを奏でながら曲を弾くところが有名である。

彼の演奏は流石スペイン人だけあって、高度なテクニックを持っていた。

しかし通り過ぎる人はあまり関心がないようで、下に降りていって、彼の演奏をじっくりと聞きたい衝動に駆られたものである。

グェル公園でのフラメンコギターを弾く、ストリートミュージシャンも素敵であったが、クラシックの正統派であるこの曲をこなす彼の演奏も、いぶし銀のような重みを感じたのであった。

やはりギターはスペインが本場、随所でこのような場面に遭遇したのである。
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「威容」
<<スペイン>>--マドリッド--


プラド美術館の絵画鑑賞を終え、集合場所へと向かう事になる。

右手の石段を上り、左手の方に歩いて行くと、我々の乗るバスが待っている。

美術館内部の絵画鑑賞は、自由時間なので、我々は少し早く廻り過ぎたようで、しばらくはこの石段を上がった教会の前をぶらつく事にした。

周囲の雰囲気に合わせたガス灯のような街灯もお洒落である。

余談だが、何年振りかで、本格的な夏風邪を引いてしまった。

何年振りというより、何十年振りと言った方が良いかもしれない、たかが風邪だと薬も飲まず、たかを括っていたが、咳が止まらず頭痛はするはで、こんなに苦しい物だったかと、改めて再認識した次第である。

お蔭で、ページのメンテをする気も起こらず、しばらく放置状態になってしまった。

油断大敵を身を持って感じた次第である。
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「美術館前の光景」
<<スペイン>>--マドリッド--


プラド美術館の入口から、今来た方向を眺めた光景。

美術館は周囲より一段低い所に位置しているが、巧みにその地形が利用されていて、景観が良い。

小高い芝生の先には、道が有り、その先に有る建物は位置からして、マドリッド・シェラトンホテルであろうか。

外人の女性がこちらに歩いてくるが、サングラス姿も決まっており、颯爽とした姿が様になっている。

この美術館の先には、広大な敷地を誇るレテロ公園や、プラド美術館の別館であるベラスケス館や、水晶宮殿、王立植物園などが点在しているが、残念ながら我々は時間の関係で散策する事は出来なかった。

スペインの首都マドリッドを、もっとじっくりと探訪したかったが、マドリッドに滞在したのは、僅か半日であった。
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「プラド美術館②」
<<スペイン>>--マドリッド--


プラド美術館の入口を上から撮った光景。

此処の美術館の正面玄関のベラスケス門は堂々たるゴシック建築の建物で有るが、この一般客入場口はきわめて殺風景で、趣が無い。

この美術館に収蔵されている絵画は、およそ8000点と言うから、その数は半端ではない。

それらの作品は、過去において一度も盗難に会った事が無いというから、これも数有る美術館でも、特筆に値する事であろう。

様々な名画を堪能したが、中でも印象に残ったのは、ゴヤの「裸のマヤ」と「着衣のマヤ」の絵である。

当時裸体画を描く事は禁じられており、それをカバーするために、同じポーズで衣装を着せたマヤの絵を慌てて描いたとは、如何にもスペインらしく面白いと思った。

裸の絵と、着衣の絵は、同じ部屋の反対側に展示されていたのも、二枚の絵を比較をする上で、面白かった。
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「撮りつ撮られつ」
<<スペイン>>--マドリッド--


プラド美術館の前で、相棒の写真を撮った後は、自分の写真を撮ってもらう。

観光地ではお決まりの記念写真であるが、こうしてページに載せてみると、我ながら年を取ったものだと実感する。

gaiaxの無料ページで、ホームページを開設して既に12年経つが、よくも今まで続いた物だと我ながら感心する。

それ以来、臆面も無く旅の記録として、自分の写真を載せてきたが、矢張り12年前と比較すると、随分年寄りらしくなったものだと痛感する。

恐らくこれから10年先には、このページも存在しないだろうと思うと、感慨深いものがある。

しかし何とか元気な内は、今まで通りまだ見ぬ世界を旅したいものだと思うし、それが可能な限りは、写真の掲載も続けたいと思っているが…
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「相棒」
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プラド美術館の入口を前に、相棒の写真を撮った。

矢張り私同様、前夜宵っ張りをして、朝早かったので、表情は今一硬い。

彼は私よりも11才も若いが、会社は違っても、どう言う訳か仕事でも遊びでも、相性が良く、もう30年以上もお付き合いをさせてもらっている。

彼は上場会社の役員をやっただけあって、人を纏めるのが上手い。

彼のお蔭で、会社も年齢も違う旅仲間が定例的に集って、一杯やりながら旅談義に花を咲かせる会合が、ずっと続いている。

同じ会社の集まりだと、退職した後も、上下関係が絡み、心から打ち解ける事は難しいが、旅という共通目的で集い合うのは実に楽しい物である。

彼が纏め役で居る限り、海外研修と言う名の旅の集いは続く事であろう。
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「サン・へロニモ・エル・レアル教会」
<<スペイン>>--マドリッド--


朝の光の中に、堂々と佇むサン・へロニモ・エル・レアル教会の威容。

プラド美術館の入場口は、何の変哲も無い普通の玄関だから、どうしても入場を待つ間は、こちらの景色の方に目が行ってしまう。

むしろプラド美術館の建物より、こちらの方が見応えのある教会といえるだろう。

この辺は、マドリッドでも歴史地区の中に入るから、周囲の景気も歴史的な建物が多く、見応えのある建築物が多い。

時間が有れば、それらの建造物を見て歩きたいものだが、此処では美術館の絵画見学に徹したのであった。
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「記念撮影」
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プラド美術館の入管受付を待つ間、相棒に撮ってもらった記念写真。

背景のサン・へロニモ・エル・レアル教会などの、朝の光景がすばらしい。

私はというと、丁度旅行も3日目となり、疲れが出始めた頃であり、前夜の遅くまでのフラメンコ鑑賞もあり、寝不足も手伝って、まだ顔に覇気がなく浮かない顔をしている。

実際にパック旅行は、旅行社任せのところがあるから気楽では有るが、決められた日程の中で、目一杯観光地を巡るので、かなり体力的には厳しいものが有る。

しかしフリー旅行では、とてもこれだけのその国の世界遺産を見学する事は出来ないので、有り難いと言えるだろう。
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「美術館周辺の光景」
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プラド美術館の入場を待つ間に撮った光景である。

美術館の建物も立派であるが、その脇に聳える堂々たるこの教会は、サン・へロニモ・エル・レアル教会である。

1501年に建設された、マドリッドに残る唯一最古のゴシック建設で造られた教会という。

プラド美術館は低地に作られているが、この教会は丘の上にあり、その威容がいやでも目に入る。

勝手にこの教会に正面玄関から入っている人も居たので、美術館見学を終えた後、フリータイムが有ったので、入って見れば良かったと思ったが、後の祭りである。

この時、美術館の見学を終えた後、暑くてぼんやりと日陰で涼んでいた事を思い出した。
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「朝光の中で」
<<スペイン>>--マドリッド--


プラド美術館の前の、芝生に散布する噴水の水が朝日に照らされて綺麗だった。

こう毎日猛暑が続くと、この散水の中に飛び込んで涼を取りたくなる。

思わずそんな心理が働いて、この写真を載せたくなってしまった。

スペイン一の美術館ともなると、館内の清掃だけでなく、こうした周辺の美観も損なうことの無いよう、こうした自動散水の施設も備えているのであろう。

逆光の朝日を受けて飛び散る水の飛沫が、何とも涼しげで気持ちが良かった。
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「ゴヤの像」
<<スペイン>>--マドリッド--


前出のプラド美術館、正面の石段を降りた所から見上げたゴヤの銅像。

此処の美術館には、スペイン出身の、或いはスペインに在住したベラスケスやエル・グレコなどの画家達の作品が豊富に所蔵されている。

中でもゴヤはその代表格とも言える存在で、こうして銅像として正面玄関脇に鎮座しているのであろう。

この銅像の台座の所に、妙な彫刻が有るのに気付いた。

人の顔を持ったこの鳥は、一体何を意味しているのだろうか。

ゴヤの顔には似ていないようだが、ゴヤの化身と言った所なのであろうか。
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プラド美術館
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スペイン一を誇るプラド美術館の正面玄関の光景。

この美術館は、周りを小高い丘に囲まれた低地に位置していた。

バスを降りて、石段を降りると正面玄関であるが、我々が入場するのは、この正面を左手に曲がり、建物に沿って歩いた所の入場口から入るのである。

正面玄関から入る展示室は、看板を見ると、ターナー展でもやっているのだろうか。

まだ朝が早いのに、既に入場を待つ観客が数人並んでいるのが目に付く。

左手に見える銅像は、ゴヤの全身像である。
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「プエルタ・デル・ソル」
<<スペイン>>--マドリッド--


この広場が、写真をズームアップしてみて、マドリッドでは有名なプエルタ・デル・ソルの広場であることが分かった。

広場中央に鎮座している銅像と背景のデパートがその証拠である。

プエルタ・デル・ソルとは「太陽の門」という意味であり、16世紀まで此処に城門が有ったことから、この名前で呼ばれているのだ。

朝がまだ早いので、通勤の人ぐらいしか見当たらないが、周囲にはデパートなどがあり、昼夜を問わず賑やかな広場である。

W杯のスペイン優勝の余韻が、ビルのベランダに沢山掲げられた国旗から見て取れる。
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「街並み②」
<<スペイン>>--マドリッド--


バスで移動中に見た、マドリッドのある街広場の光景。

マドリッドには、このような広場が至る所に有る。

朝の光を浴びて、仕事に向かうマドリッ子の長い影が今日の始まりを現している様である。

此処の広場にも銅像が有るから、それなりに名の知れた広場なのであろうが、ただ車窓から眺めて、朝のマドリッドの光景が良く出ているなと、撮った一枚である。

矢張りこの広場を見ても、テレビのアンテナはビルの上に見えるが、電柱や電線は見当たらない。

電線が無いと、空は綺麗で広い感じがするものである。
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「街並み」
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マヨール広場の見学を終えて、次の目的地プラド美術館に向かう途中のマドリッドの街並み。

地下の駐車場などが、実に上手く作られている脇を、バスの待っている場所まで、歩いて行く。

ヨーロッパの街並みを歩いていて何時も思う事だが、日本のように電信柱と電線が見当たらないことである。

日本も観光立国を目指すのであれば、電柱を無くし、電線を地中に埋めるべきではないだろうか。

3月の原発事故で、東電は都市に於ける電線の地中化計画を、予算が無くなり断念したと報じられているが、実に残念なことである。

果たして日本の都市から、電柱や電線が消える日が来るのだろうか。
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「マヨール広場④」
<<スペイン>>--マドリッド--


広場を囲む複合住宅の壁一面に描かれている絵の様子。

我々がこの広場に入った、正面玄関の上の建物の上を見上げて驚いた。

遠くから見た時は、建物を造っている石の模様かと思ったが、近くに寄って見ると何と様々な中世の人物画が描かれているのだ。

他の場所には、この広場で処刑された罪人の処刑の模様まで描かれているとの事であったが、それには気付かなかった。

こうした中世の絵画が、建物に描かれ保存されているのは、珍しいのではないだろうか。

また、建物の窓の周辺に彫られている彫刻のすばらしさも、必見に値するような気がする。
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「マヨール広場③」
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広場を囲む複合住宅の光景。

この光景を見た時、あれっ、これと同じような光景をどこかで見たことが有る様な気がするな、と思ったものである。

それは、イタリア、ヴェネチアのサン・マルコ広場の様子と良く似ていたのであった。

サン・マルコ寺院は無いものの、住宅の下のアーチ状のアーケードの中には、カフェや様々な商店が立ち並んでいる様子などが、実に良く似ているのである。

17世紀頃から、こうした商店が並んでいて、市民を楽しませていたのかと思うと、ちょっとタイム・スリップした感じがしたのであった。
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「マヨール広場②」
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広場のど真ん中に堂々と鎮座しているフィリペ三世の銅像。

見るからに勇壮な騎乗の王の銅像は、一体誰の作によるものなのであろうか。

17世紀にこの広場が出来た時から存在するとすれば、それなりの彫刻家が作成した物であろう。

それにしてもクエンカの最近出来た王の銅像と違い、一点を見据えた王の顔や、馬の表情が見事に彫られ、保存状態も実に綺麗である。

朝日に輝くその銅像は、背景の尖塔や青空に映えて、実に見応えの有るものであった。
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「マヨール広場」
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アーチ状の入口を潜ると、ご覧のような広大な広場が広がっていた。

17世紀にフィリペ三世によって造られたこの広場は、国王の宣誓から闘牛、罪人の絞首刑まで、あらゆる行事が市民に公開された広場として有名である。

昼間になると、オープンカフェや市場などが広場に展開され、夜や週末には大道芸人なども出て賑わいを見せるというが、此処を訪ねた時はまだ朝が早かったので、何も出ておらず、観光客もまばらであった。

広場の周りをぐるりと囲む複合住宅の朝日の影が、長く広場を覆っており、清々しい空気が辺りに漂っていた。

次のチャンスが有れば、広場の賑わいも味わってみたいものである。
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「マヨール広場入口」
<<スペイン>>--マドリッド--


マドリッドの市内観光で、最初に訪れたマヨール広場の入口。

この狭い入口を潜ると、歴史的にも有名な広々としたこの広場が広がるっているのだ。

入口の上部には2日前に優勝したW杯スペインチームの祝賀ムードがまだ残っており、スペイン国旗があちこちの窓に吊るされている。

日本も、女子W杯で世界一になったのだから、次回のW杯には是非男子にも活躍して欲しいものである。

17世紀に建造されたこのマヨール広場は、広場をぐるりと囲む、歴史を感じさせる複合住宅の中にあるのだ。
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「ある建物」
<<スペイン>>--マドリッド--


この堂々たる建物は何なのか未だに思い出せない。

多分ガイドから説明が有り、カメラを向けたのだが分からずじまいである。

高々とスペイン国旗が掲げられている所を見ると、マドリッドの市庁舎かデパートと言った所だろうか。

兎に角マドリッドには、このような歴史を感じさせる石の建物が沢山有るので、うっかりしていると聞き漏らしてしまい、後で写真を見てこれは一体何の建物だったんだろうか、と言うことになる。

先ずは写真をご覧頂き、心当たりの方はお知らせ願えれば幸いである。
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「アルカラ門」
<<スペイン>>--マドリッド--


カルロス三世によって18世紀後半に建設された門。

スペイン王家の宮殿と同じ白御影石によって造られており、嘗てはマドリッドの東端を守っていた。

現在は、車道のロータリーの中央に立っており、車が通り過ぎる時に、その優雅な門の脇を通り抜けることが出来る。

門の中央上部には、すばらしい彫刻が彫られている。

ガイドの説明が有った時に、すかさずバスの中から、この門を撮影するのに苦労したが、何とかカメラに収めることが出来た。

このように素敵な光景が随所に有るので、絶えずカメラの電源をオンにしていなければならないのだ。
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