「路地の先に」
<<スペイン>>--クエンカ--


細い路地を上って行くと、突然眼前に時計台の有る鐘楼が目に飛び込んで来た。

この鐘楼も、見晴台の有る教会の一部のようである。

この先にはどんな光景が広がっているのかと思うと、疲れた足も急に元気が出るというものだ。

時計台の時計は、既に午後の4時になろうとしているが、スペインは日没が10時頃だから、まだまだ日は長いのである。

この鐘楼には展望台みたいな物があるようだから、登って下界を見たいなと思うが、写真をあちこちで撮っている我々を、恐い添乗員さんが、遅い遅いと言って急かすので、そんな時間が全く無いのが、またまた残念である。